比呂美の救済から逆転、乃絵フラグ消失の危機に瀕した「true tears」第9話は、割り切り良く愛ちゃんの出番はない。眞一郎の三角関係の解消に向かうかもしれない。
一応は付き合っている形の純に無理を言いバイクを出させた比呂美。危険を承知でバイクで走る純には、そのクールな外見に似合わない必死さが内面に隠されている。交換条件と言え、そんなに妹の乃絵の願いを消さないようにしなければならない理由はまだ語られていない。
眞一郎の母から言われた「眞一郎の父があなたの父親と同じかもしれない」
仲上家に来たばかりの頃のこの言葉に封印した想いと眞一郎と乃絵の付き合いが深まる仲で、行き場を失った比呂美の心は平常ではない。
歪んだ関係の付き合いの果ては、スリップ事故に謹慎・停学。
バイクの二人をタクシーで追いかけた眞一郎が比呂美の無事に安堵して抱きしめる自然な振る舞いに、純粋な乃絵の心が反応しないはずはない。
優等生の比呂美の事件の噂から取っ組み合いの喧嘩をする眞一郎を、仁王立ちで睥睨する乃絵様。
眞一郎の絵本の雷轟丸もなかなか飛ぶことが出来ない理由は眞一郎自身にあることも、ズバリ見抜いている。「あなたが飛ぶところは、ここじゃない」
飛び立つ場所、高さ10mの崖の限界を何か自分が持つ制約に置き換えて語っているわけではないと思うが、眞一郎が飛び立つのは比呂美の下がふさわしいと婉曲に語る。
乃絵が一旦身を引いたように見えるけれども、そんなに単純な展開でもないだろう。最後の救済に求められるものは眞一郎の涙かもしれない。
眞一郎の母が比呂美に言ったのは嘘だと認めたわけだが、比呂美のことが相性が悪いと言うだけでは嘘の動機も単純すぎるし、バイク事故を契機とは言え比呂美を理解しようと距離を詰める変心も伏線がないから理解しにくい。やはり眞一郎の両親と比呂美の両親の過去の付き合い、比呂美が仲上家に引き取られた経緯を語るシーンを待たねばなるまい。
何も考えずに書くと、比呂美と眞一郎の母は似たもの同士で良く似ている。実の娘だなんてオチでも驚きはしない。逆に眞一郎が養子だったりしてね。





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