優歌の実の姉、姫宮千子の登場で優歌の虐待の過去と姫宮家の異常さが語られる「狂乱家族日記」第3話。
優歌視点では虐待のトラウマからの救済として、オカマ銀夏の役割が大きなウェイト。
虐待を優歌に押し付けることにより家庭内での自分のポジションを保っていた千子は、優歌がいなくなったことにより自らが虐待の中心に置かれる。
連れ帰そうとするものの銀夏が守る優歌。同時に銀夏は子供の頃に千子を守った過去がある。
千子視点で見ると、幼い頃に守ってくれた銀夏は今では妹の優歌(実名は零子)を守る、皮肉な事態に。
銀夏も男っぽい言葉を使って千子の暴力を止めていたが、姫宮家との関係で察せられるように過去の因縁から自分の素性を隠しているらしい。
千子が突然に錯乱状態で倒れたが、それが凶華の携帯電話による精神介入なのか、閻禍の思念なのかラストで見せた月香の技なのかわからなかった。
それはさておき、唐突に凶華様による凶華様のための宴と称する、姫宮家壊滅戦開始。
時節柄か演出意図として姫宮家の虐待を詳しく描かなかったのかとも思うが、優歌と千子のトラウマも深く描かれないまま、ドタバタの乱戦の中で姫宮家大爆発炎上で崩壊、没落。
千子を「なごやか家族計画」に加えるためのDNA鑑定も、凶華様が医師の脳に介入して黒白ひっくり返し、合格。この不条理さは本作品らしいものの、姉妹の救済が千子を乱崎家メンバーに加えるためだけのエピソードにしか見えないのが底が浅くて残念。
擬似家族計画に起きる事件を描くから登場キャラも多いが、序盤は家族内だけで話が回っていて、外部のサブキャラに有力キャラが誰もいない。2クールを乗り切るには、もっと広がりが必要だろう。
乱崎家に迎えられ、乱崎千花(ちか)となった千子役には戸松遥。ゴスロリ銀様風の黒い演技と、素に戻った平常の演技の両方とも充分達者な演技。さすがポリフォニカのコーティ役でデビューしただけのことはある?
ハイスピードハイテンションキャラをこなす藤村歩といい、若手の演技が良い。

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