真九郎を育てた崩月家と夕乃の事情が明かされた「紅」第5話。
そして「青春はあふれる汁と寝技の稽古だ」とお姉さま方が少年と幼女に教えてくれる、一刻館を汚した感じの五月雨荘のひとコマ。
奥多摩方面にあるらしい崩月家。中央線快速車中での休日の家族を映す紫の瞳、夕乃の妹のちーちゃん(散鶴)との若干すれ違い気味のコミュニケーション、五月雨荘での鍋パーティーなど、それぞれの人々とのかかわりの中で、紫が吸収してゆく様子がヴィヴィッドに描かれている。
しかし紫にとっての最大の情報源がテレビのみのもんたと、怪しい大人知識の環だというのは問題かもしれない。
やや誇張してはいるけれども、ちょうどこの年頃の子供の知識欲と振舞いを捉えている。
崩月家での稽古の様は、責め:夕乃&紫、受け:真九郎&散鶴と綺麗にコントラスト絵をつけて構成して面白い。
真九郎は崩月の当主からは真の家族同様、しかも角を受け継ぐほどの信頼を受けているようだが、できれば自分自身の力で強くなりたいと願う気持ち、それに対する夕乃の汚れた家系を気にする気持ちがすれ違っていて、この先の破綻が起こらない事を願いたい。
恋愛関係にまで至らない気がするのだが、天然系と言うよりも計算し尽くせない甘さも感じるタイプの夕乃が大人しくしているとも思えず、銀子との絡みでも注目したい。
宴会の五月雨荘の外で野良猫と視線を戦わせる弥生が報われる話数はあるのだろうか。


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