本来のターゲットとは違った層に人気の「ないしょのつぼみ」
私もそんな「違った層」の一人だが、OVA化されたので第1巻をレンタルしてみた。
シリーズ構成・脚本は、TVアニメ「狼と香辛料」のシリーズ構成、荒川稔久。やぶうち優原作では「水色時代」でも脚本を執筆しているからか、今回の「ないしょのつぼみ」でも呼ばれている。
学年誌で少女向けの性教育漫画が原点だから、主人公が迎える初経と体と心の変化を一方の軸に、もう一方は母親の妊娠と大人の性を主人公の視点で組み合わせながら構成している。
つぼみのクラスメイトに、噂好きな麗愛(れあ)とボーイッシュな八重、正義感のある根本君というツンデレ男子も登場してバランスの良いキャラたち。
その中で転校生の黒髪美少女キャラの沙耶が謎的存在だが、つぼみの母親の切迫流産の危機とタイミングを合わせたかのように学校を欠席。つぼみは夢の中で川に流される沙耶を助けて、沙耶は復帰し母親も流産回避のパターンは、沙耶=生まれてくる妹を暗示しているのだろう。川に流れる=流産の暗示は子供にはわかりやすい。
母親の体調を気遣い「頑張らなきゃ」と無理をする気持ちや、おりものに始まり初経を迎えるつぼみの戸惑いなどは「本来の視聴層」には共感を持って受け入れられるのではないだろうか。
性教育アニメとしては、手塚治虫の「ふしぎなメルモ」より、主人公や設定が等身大で身近だろう。
沙耶も復活したが、いずれは姿を消す運命か?
男子と女子の性差、異性を意識するエピソードなどで次回は展開するようだ。
予告の見た目は、水着とお風呂にキス?なんだけど。
絵は枚数少なく、無理に動かしていない。PANとZOOMで動きをカバー。この作品なら、その手法で合っている。
豊富に予算がある感じは無いけれども、キャストは名塚佳織、小清水亜美、小林沙苗 、神田朱未、白石涼子、宮田幸季、斎賀みつきでなかなかの布陣。
監督は子供向けが得意なしぎのあきら(鴫野彰)で、スタジオエルのグロス。エルの中村圭三演出。グロス中心だけれど、エルは良い仕事していると思うことが多い。細かいところにも神経が行き届いている中村氏の演出も好ましい。
制作元請はスタジオ旗艦(子会社にアームス)





ないしょのつぼみ 1 限定版
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