このサブタイはセンス無いと思うけれども「図書館戦争」第7話は、いよいよ手塚の兄、慧の登場。
彼の主催する研究会「未来企画」の思惑と行動が図書館と図書隊に影響を与えてくる。
シナリオでは慧は攻略対象の中ボス的な存在だろう。いかにも嫌味な小悪党のようなキャラデにしたものだ。
今回は郁は前面には出さずに、郁の親友柴崎が慧の指令を受けた朝比奈に接触される。焚書事件の研究目的で柴崎にリファレンスを依頼する朝比奈。賢い柴崎のことだから彼の目的は薄々感づいているはずだが、いつものようにバッサリ切り捨てる事も無く、彼女の中の「乙女」の部分を少し感じさせながらAパートを引っ張る。良化隊との儀式的な戦闘シーンが続いた後の幕間としては、ホッとする構成。
わざとらしく富士山の見える場所を案内させる朝比奈と、リファレンスの職務の一環の建前の柴崎。夕日が落ちる富士山の遠望に、その柴崎の建前がフッと崩れた演出は少々くすぐったいが、ラブコメパートとして悪くは無い。
もう一方で手塚慧は弟の光に接触。
仲違いから母の体調が崩れ家庭崩壊した元凶は兄にあると思い込んでいる光と、その一方で日野操車場の一件では司法省を動かす兄の力を頼るしか術が無い光の複雑な両面。原作では稲嶺指令誘拐事件の際にも監禁場所の割り出しを兄に依頼していた記憶がある。
手塚の父と光、それに対する慧、それぞれの立場は違えても目指す方向は似ているのだが、原則主義・現場主義の弟と覇権主義的な兄の手法はすれ違ったままで、武蔵野第一図書館と図書隊はそれに巻き込まれて行く。
「一刀両断レビュー」なる書評サイトの管理人は図書館業務課の砂川。その容赦ない切り口に反発する郁や手塚。
図書館公式サイトからレビューサイトにリンクされている事に市民からの反発があったかと思ったのだが、砂川が図書館の蔵書を密かに処分している事件を慧と「未来企画」に突かれることになる。
手塚に関する主要な伏線は回収したところで、慧のもう一方からの揺さぶりが図書館と図書隊、そして郁に直接襲い掛かる事になる。
不自然にすばやく記者会見をする図書館長、当事者の砂川への査問から彼が共犯として名指しした郁。そして郁が査問委員会にかけられる事になる次回へ。
柴崎や弟に対する仕掛けでは図書隊と図書館は揺るがないと見た慧の矛先が郁に向かう。
手塚慧に揺さぶられる図書隊を、複数の角度から描きテンポの良い展開。
伏線整理と終盤のエピソードへの導入として、なかなか良く出来ていたのではないかと思う。
しかし、このペースでは原作の小牧&鞠江ちゃんエピソードは省略されそうで残念だが。



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