秘宝サカサエンを探して六瓢の登場。恵比寿や拝一刀に大五郎と、人外サブキャラも活躍するのだが、今ひとつわかり難い構成だった気もする「我が家のお稲荷さま。」第8話。
前話の大アサリが隠したとされるサカサエン、真の首謀者なのか狸が拝が務める用務員室に隠したようだが、この狸は拝に化けてみたりと曲者ぶり。
六瓢も昇を自分の土地、赤城へ連れ出したのはサカサエン探しが目的なのか、昇自身が目的なのか。
そして昇を守るために六瓢と闘うクーも、変わり身なのか「本物が偽者、偽者が本物」
この言葉が、この話数を表す全てかもしれない。
この話数がわかりにくい原因は、若干詰込み気味な事と、キャラの行動全てが何を目的としているのか敢えて不明瞭にしている事で、これは次回へつなぐ為だろう。
両手にパペットをする六瓢にしても、六瓢を名乗ってはいるが本物でも無さそうだ。
フクロウの仮面をする者が事態を聞きつけて動く気配があるが、こちらが事件の主体になりそうだ。
狼と羊のそれぞれのパペットを両手に、それそれのキャラ、そして素の六瓢のキャラで切替えて演じるのは大変そうだが、水橋かおりだから別録りでなくてもこなすだろう。
昇の静止でクーが争いを止め、ようやくサカサエンを手にした六瓢は「これで褒めてもらえる」と安堵の言葉を漏らすが、誰に?フクロウ仮面に?
ここまで書き連ねて、何かがおかしいと気がついてみれば、コウの出番は湯飲みを割った悲鳴だけだった。クーが同行していれば、護り女がいなくても昇は大丈夫なのだろうが、次回の活躍を期待する。
脚本:根元歳三、絵コンテ:下田正美、演出:渡部穏寛、最近はZEXCSの仕事がメインのA-Lineのグロス。
風がなにかを言おうとしている 5/28発売(Amazon)
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