ネウロイを撃墜するよりも、着々と仲間たちを攻略して行く宮藤。メインヒロインと言うよりはギャルゲの主人公ポジション。坂本少佐には「部下」、リーネの「友だち」、今話で序盤避けられていたトゥルーデ(ゲルトルート・バルクホルン)からは「妹分」、トゥルーデの戦友エーリカからは「恩人」のポジションを獲得し、隊内にハーレム構築中。
戦いの中で怪我をしたトゥルーデを治癒魔法で回復させたことで、怪我の一因のペリーヌも宮藤は篭絡して、坂本を取り合う「ライバル」に昇格したか。宮藤との関係をしっかり描く事で、他のヒロインたちのキャラクターを明確にしてゆく構成は、1クールで尺がない中では有効な手法だろう。
それはさておき、メインはトゥルーデのトラウマ救済と、気がつきにくいがミーナ、エーリカを含めた3人のカールスラント組の歴戦の絆を描いている。これはミーナとエーリカの話の伏線に生かされるのだろう。
宮藤入隊以来、トゥルーデに蘇る悪夢は、故国カールスラントで妹のミーナを怪我させて意識不明にしたネウロイと、守れなかった自分自身。宮藤の姿を妹に重ねてしまった事が、よそよそしい態度をとらせる原因になっている。
変態非行じゃなくて編隊飛行の訓練中に突如襲来したネウロイに、いつもと違い冷静さを欠いたトゥルーデの動揺が見て取れる。彼女の戦いの日々は故国を守るほかに、妹への贖罪の現れであり、相応の戦果も上げてきたが、彼女自身は救済されぬまま。捨て駒となってもかまわないと言うトゥルーデに、宮藤のひたむきさが怪我だけではなくトラウマも救済した、王道シナリオでベタだが無理がない。ただしトゥルーデの伏線が足りないのは仕方ないが、もう少し宮藤との関係を貯めておいて欲しいところ。ペリーヌのデレが急なのと、出番が多すぎる気がする。尺の調整に困ったらルッキーニ動かせばよいのに。
もうひとつ、墜落するトゥルーデを保護した直後のカットのつなぎは失敗ではないのか?
見どころをいくつか。
朝食に納豆を出した宮藤、ストライクウィッチーズOVAでもあったが、TVシリーズでも拾ってきた。
リアクション(抗議か?)がペリーヌだけとは意外だが、もう少し見せ方を工夫して欲しいところ。二人の言い合いに、おかわりをスルーされるフランチェスカ・ルッキーニ(縞パン)涙目が可愛い。朝食を受け取る隊員たちの尻をPANで、我々の視線を先取りするサービス。
宮藤・リーネ・坂本の入浴シーンは大量の湯気だが、見えなくても高村監督は
「ちくび」を真面目に描いているようだ(7月24日の日記)。昔々、まほろさん(まほろまてぃっく)の乳首の色が気にくわないと涙目になって怒っていた(
佐伯昭志の2001/07/25の日記)高村監督の事だから、今回も「あるべきもの」を描かないはずがない。今回も先っちょにハイライト入れるか乳頭を実線か色トレスか、放送できないのに悩んでいる高村の執念は、湯気の向こうからも伝わってきた。これがDVDを売ろうとかの宣伝ではなく、高村の地だろうから恐れ入る。
第3話のリーネの合体シーンの一部放送規制も「パンツに見えるから」ではなく、高村のことだから皺から見える中身の形状表現が丁寧過ぎたからではないか。
トゥルーデの出血は胸から。みっちゃんの時もそうだった。あの時はスク水の胸から血が滲み、今回はスポブラから血が滲む。怪我の治療とはいえ、何気におっぱい星人な宮藤には適役だろう。そういえばみっちゃんの再登場は?扶桑本土防衛戦にでもならないと出番無しかな。いいキャラなのに、もったいないことだ。
役者の方も、エーリカが喋った印象では野川さくらは可愛らしいサイドでの演技。トゥルーデの園崎未恵も芯のある演技でエンディングの歌も達者。
絵は序盤は少し残念な感じだが悪くもない。スタジオ・パストラルのグロスにしては動きも頑張っている。演出・作監は宮崎修治、脚本:鈴木貴昭、脚本:鈴木貴昭、絵コンテ:八谷賢一。
次回「はやい、おっきい、やわらかい」は、やたらと動きの良い水着回で本来は喜ばしいのに、この作品だと逆に残念な気がするのはなぜだろう。宮藤、普段の戦闘服からセーラー服を脱いだだけじゃん…スク水。
でもシャーリーとルッキーニの活躍に期待しよう。



ストライクウィッチーズ オープニングテーマ「STRIKE WITCHES」エンディングテーマ「ブックマーク ア・ヘッド」「ストライクウィッチーズ」オリジナルサウンドトラック「ストライクウィッチーズ」キャラクターソングコレクション
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