M・B・I の御中広人と佐橋高美の過去の事件に触れ、鶺鴒計画の第2ステージが始まった重苦しさを感じさせる「セキレイ」第7話。
御中と高美が1999年、神座島で見つけた宇宙船風の機体の培養器にはセキレイのオリジンか?でも回想にとどめて、このエピソードの掘り下げはしない。伏線は所々にモザイク状に散りばめて、完成時に畳み掛けるように披露するタイプの構成なのだろうが、きちんと回収できるか疑わしい。
セキレイNo.4の鴉羽が出雲荘の結の元を訪ねたものの、決して旧交を温めあう雰囲気のカケラもない。近く迫ったセキレイの巣、出雲荘の下見と葦牙の見極めなのだろう。
松が鴉羽に怯えて隠れたのも、今も隠し部屋で過ごすのも因縁がありか。
帰路に出会った美哉との確執もあるようで、同じセキレイ同士でもその目指すところが違う。
結と鴉羽が結んだ約束「2羽になるまで生き残り、戦う」、それに勝利した後に「翼の折れたセキレイ達を再び解き放つ」願いも明かされた。それを結が皆人に語る出雲荘のシーンは、せっかくしんみり良い感じなのに絵が良くないのが残念。キャラのフォルムとレイアウトに違和感が。結のバストは大きすぎる。
また、結と鴉羽の約束に至る絆の強さを描いていないので、あまり納得感が無いのも残念。設定を脚本が語る(以前も書いたかも)作品だと思えば、細かい配慮の無さは仕方なしか。
新東帝都を封鎖し、いよいよゲームが始まる前段階なので、大きなイベントも裸もおっぱいも無い回。シリーズ構成としては、折返しで終盤への溜めが必要な話数だから意味もあるのだが、説明臭さが強い。過去の伏線回収は少ない反面、細い伏線を新たに沢山張り巡らして、少し風呂敷広げすぎな感じだが、セキレイバトルの勢いに任せて後半は突っ走り、白黒つかない結末を迎えそうな気もしてた。まあ、それが吉岡たかを脚本らしくて、決して嫌いじゃない。
そろそろユカリが椎菜の葦牙としてまぐわい、椎菜を羽化させても良い頃合かと思うのだが、女装椎菜を見せてくれただけ。御子上に未羽化を見破られて興味を持たれたようだから、次回ピンチでどさくさに紛れて羽化することになるのだろう。
本妻争いは収まらずに5Pで朝チュンを迎えて、包丁片手の美哉に不純異性交遊禁止を言い渡された挙句、部屋替えするはめに。201松、202皆人、203鈿女、204結&月海、草野は管理人室同居(保護か?)
メイド姿で羞恥プレイの月海など見られるのも減ってくるのだろうか。
月海を威嚇するくーちゃん、まんま「ぽてまよ」で演じ分け出来ていない。
御子上のセキレイ、蜜羽と秋津は鴉羽に遊ばれ、蜜羽は斬られて機能停止。未羽化セキレイを弄んだ因果か。
エンディングに遊びがあり御中が抱かれている構図があるが、どっちにしても気色悪い。
さて、セキレイ三国志の行方はどうなる事か…





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