「ストライクウィッチーズ」第7話。なんとネウロイも登場させずに「ぱんつはいてない」話だけで押し回す力業の一本。いや元々パンツ(のようなもの、以下略)アニメなのに、それに輪をかけてパンツ回にするとは、パンツ好きにもほどがある。でも作中では「ズボン」と表現していたし制服と共にたたんであったから、やはりアレは制服の一部。パンツじゃないから恥ずかしくないはずだ。
エーリカのお当番回かと思ったが、そうでもない。但し撃墜王のウラに隠れた彼女の性格と私生活が事件の引き金になって、自らオチもさらってゆく。事件に巻き込まれた隊員たちは被害者であり、話の道化役。オールキャストで演じるミュージカルのような、古典落語のような軽妙な語り口の脚本と演出の味わいが今回のキモ。
ルッキーニはきっかけだけ与えれば、自然と動き出す重宝なキャラだろう。他キャラとの小ネタで弄るならペリーヌと相場が決まってきた。
でも馬鹿話だけではなくて、前回第6話でキャラが立ったサーニャの夜間哨戒から帰投するアバンで明けるのもシリーズの流れから好ましい。逆に前回でサーニャとエイラのキャラを立てておかないと、今回のオールキャストには具合が悪かった。では今回のマッチポンプ、エーリカはどうしたかというと「ズボラ」さとペコちゃんみたいな可愛らしさがわかった。他に彼女を掘り下げた事は全くないのだが、それでかまわないだろう。シリアスな話はカールスラント組3人絡みでやれば良いと思う。
ここで事件を箇条書きに整理しよう。
ミーナとリーネは所用で車で出かけて、事件に関与していない。アリバイもあるようだ。結果としてはシャーリーも被害に遭わなかった模様。
起床ラッパが鳴った時、坂本少佐は一人で稽古中。
トゥルーデが床で寝ていたエーリカを起こした時点で、すでにエーリカは穿いていない。ズボンを探すエーリカの四つん這いのお尻には輝く朝日の逆光が。脳内カメラで回り込みさせた視聴者は数知れず。
穿かないままのエーリカは「スースーする」と、脱衣所からルッキーニの縞パンを無断拝借。第一の犯行が発生。
風呂から上がったルッキーニは、自分のが見あたらないから、ペリーヌのを無断拝借。ここで第二の犯人が生まれる。
その後に風呂上がりのペリーヌは、自分のが無いから仕方なく、穿かないままに直接黒パンストを装着。坂本のスク水を着用する妄想を抱いたが、坂本と宮藤に目撃されて未遂に終わる。しかもそのスク水は宮藤のもの。
ここで事件がミーナの留守を預かるトゥルーデの知れるところとなり、関係者の尋問。証拠物件は押収されていて、宮藤は穿いていない。自分のを宮藤に貸そうと、脱ぎかけるトゥルーデも男前すぎる…
同じ場で朝食中のエーリカは何も感じていないが、ルッキーニは内心ビクビクで、疑惑の視線が注がれた途端に逃亡開始。宮藤のスク水も奪い、第三の犯行。追うペリーヌはパンスト直接穿きだと「擦れて、もう、らめぇーっ」らしい(何が?)
ルッキーニを追い木に登る宮藤は、穿いていないことも忘れるほど夢中で丸見え(何が?)
夜勤明けのサーニャは寝ぼけてエイラの部屋で一緒に就寝中。
エイラの部屋に逃げ込んだルッキーニは、エイラのタイツを奪い、窓から逃走。ここで第四の犯行。
エイラはサーニャの黒タイツを無断借用してルッキーニを追うが、これで第五の窃盗事件発生。
うっかりルッキーニが空襲警報のサイレンスイッチを押すものだから、ストライクウィッチーズ一同はいつもと勝手が違う状態で出動準備。
エイラ「いつもと違う…」、宮藤「私、穿いてません!」、ペリーヌ「ちょっと、スケスケで」、坂本「問題ない!」
「坂本さん!スースーします!」「我慢だ、宮藤!」「ハイッ!」このやりとりはCMでも使いそうだし、秘め声CDにも収録されそう。
夜間専門のサーニャも起きてきて、エイラから「ズボン」を取り返そうと頑張るところが可愛らしい。
ルッキーニがサイレンならしたことを見つけて、ニヤリとするエーリカ。自分が事件の発端であることはおくびにも出さないし、自覚もしていない。オマケにサイレンの犯人と「ズボン」窃盗犯の逮捕でミーナから褒められてる。
ルッキーニの度重なる犯行の処分は、カールスラントからのエーリカへの勲章授与式の最中も両手バケツで立たされる刑。授与式で壇上に登ったエーリカの縞パンが隊員たちに見えて、一同唖然とするオチ。
悪意と自覚無きエーリカの犯行に基地が巻き込まれた、ネウロイの来ない一日の出来事。
GONZO制作回だが、韓国子会社のGK Entertainmentがほとんど作っている。「ストライクウィッチーズOVA」と同じ体制。ちょっとキャラ修が甘い。作監は海堂ヒロユキ、他に作監補が3人。
脚本は浦畑達彦、絵コンテに八谷賢一、演出は玉田博。
穿いていないお尻は見せられないけれども、光線の彼方に見えるかも知れないと希望を抱かせる、八谷らしいコンテで、「股間督」高村和宏の執念も感じさせるレイアウトが多かった。アバンのサーニャの股間からなめるアングル、四つん這いのエーリカ、風呂で大開脚のペリーヌ、階段の手すりスライダーのエーリカの尻(スースーする以前に、摩擦熱で尻を火傷しそうだが)など、一時おっぱい星人の覚醒で忘れられていたお尻と股間への愛情を感じた第7話だった。
今回のエンディングは、ペリーヌ&エーリカのボーカル。
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