各話ともにゆとりある脚本なので、この第3期は物語全体の進行が遅い。スピード感には欠けるが、圧縮展開よりはよっぽど良いと思う。学園エピソードとその描写が多く取れるので、キャラの心理状態も端折らないで済むし、サブキャラクターの出番も増えてバランスが良い。第2期と比較して作り方が大きく変わったことがわかる。
さて、その「ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~」第9話は、「タバサの妹(自称)」イルククゥが登場。
話の最後で種明かしされたが、イルククゥはタバサの使い魔、韻竜のシルフィードの擬体。タバサがビダーシャルに倒された後、助けを求めに戻ってきた。
すぐに救出に向かうかと思うが、そこは他国だから国際問題になりかねない。アンリエッタへ許可を貰いに訪れる才人たち。アンリエッタに反対されて、貴族の称号を返上してでも向かうところを、アニエスにより監禁・投獄。
ルイズはアンリエッタの才人への公私乱れた感情を見取って、才人の事をどう思っているのか啖呵を切るけど、はぐらかされた感じもある。
ルイズも貴族の身分を返上し、投獄されるが、オストラント号に乗り込んだキュルケたち(まるで海賊だ)が脱獄を手助け。
ビダーシャルに捕えられたタバサは、ガリア王ジョゼフの命で母と共にアーハンブラ城に幽閉。母と同じく、心を失わされる毒を飲まされる運命を迎えるのか。
エルフたちが封じる「聖地」を巡ってガリア王と取引の役目がビダーシャルのようだが、狡猾なジョゼフによって、協力させられている様子も描いている。
原作だと10巻あたりの出来事だが、外伝「タバサの冒険」の内容に触れてくれないと、この「タバサの妹」の良さが出ない。次回でのフォローもなさそうな感じで、どこかで上手く織り込んでくれる事を期待しよう。
シリーズとしては原作11巻くらいまで、タバサの救出劇を描いてガリア編(タバサ編)を終えるのだろう。その流れだと、大幅改変がない限り第4期はロマリア編か。
シルフィードは新井里美だが、イルククゥに変身すると井口裕香。ご主人様を演じるのがいのくちゆかだから、微妙に紛らわしい。ひょっとして初共演か。
今話の制作は銀画屋のグロス。表記が銀河屋だったり銀画屋だったり落ち着かないのは何故だ?


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