今期は尺に余裕があるのか、トリステイン王宮から脱走後の才人一行のガリア入りまでを描くだけで、話が大きく動く事はない。第1期の圧縮・抽出展開が嘘のようだが、あの時は第2期なんて計画されていなかったから、原作のエッセンスをつまんだから無理もない。
第2期はアニメオリジナリティを発揮させすぎて主役が霞んでしまった。第2期と同じ紅優監督だが、今期は中盤までに第2期との整合を取った後に原作にほぼべったりで、工夫はないものの喪失感もない。
「ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~」第10話は、スカロンの「魅惑の妖精亭」に身を寄せた脱獄囚一行。コルベールの率いるオストラント号奪還・陽動チームとタバサ救出の本隊に分離して計画発動。
タバサ救出でガリアに向かう者たちはスカロンの提供してくれた旅芸人の衣装で変装。へそ出しアラブ風踊り子衣装のモンモランシーの恥ずかしがりようは原作に比べて大人しい気がする。山中の検問兵相手でもかまわないから、もっと恥ずかしいシチュエーションで活躍させてあげても良かったと思う。「タバサの妹」は目立った動きもなく、旅芸人として姉の救出に同行。
恥ずかしいと言えば、オストラント号を警備する兵士を誘惑するシエスタ。スカートたくし上げて腿チラ程度では、このメイドにとっては恥ずかしい事なんてあるまい。
今話はこのオストラント号奪還チームの活躍がメインかも。追手との戦いは熱いが、コルベールは陽動作戦だけで元より戦意なし。無事、いや因縁の再開となったアニエスとはどのように整理するか。
心理描写の伏線では、貴族を捨て頼るべきところを失うルイズが異国で一人で戦い抜いてきた才人に思いを重ね、今後の「大デレ」「才人を故国に帰す気持ち」への伏線を張ったみたい。もっともこの伏線は第4期での回収だろう。
ウエストウッド村での子供たちやフーケとの話を端折り、顔出しを早めたためタバサ救出作戦に同行することになったテファ(ティファニア)をどのように動かすのか、同じエルフ同士ビダーシャルと絡ませるのか注目したい。
ガリアのアーハンブラ城に軟禁されたタバサが読むのは「イーヴァルディの勇者」
友を裏切る話に自分を重ねるタバサが才人を思う情景は、無感情なタバサが才人にデレる予兆。
そのガリアでは、タバサに飲ませる薬を調合する虚無の使い魔シェフィールド。ヨルムンガントの製造にも成功しそうだから、才人たちとの一戦で用いるか。
原作の第11巻、12巻までのエピソードで、タバサ救出劇のエピローグまで描いて第3期をまとめることになるのだろう。
今回も銀画屋のグロスで完全にローテーションに入っている。J.C.STAFF本体の制作が少ない気がする。
ゼロの使い魔 15 限定版(bk1)
ゼロの使い魔 15 (bk1)
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