トリステインではコルベール先生を釈放し、オストラント号も返還する優柔不断気味の女王の姿はないものの、その名代はアニエス。自らの命を救ってもらった事と引き換え程度では過去の虐殺を許さないアニエスも、憎しみの連鎖を断ち切るとの意志でコルベールを許す。さて、この後オストラント号はガリアに向かうんだったか、原作の記憶がない。
そのガリアでは幽閉されたタバサ親子の奪還作戦遂行中の踊り子一座の珍道中。
こちらでも先祖の過去の非礼をルイズに詫びるキュルケを突然持ち出して、なし崩し的に過去の遺恨の精算をし始めるのはどうなのだろうか。最終回前だからだと思っておこう。
無い胸で踊り子姿で才人を誘うかのようなルイズ様に、たまらずベッドに押し倒す才人。生死を賭けた戦闘前に本能が呼び覚まされたわけでは無い。ついに本番突入の勢いだけれども、デルフのアドバイスに従い、ルイズの虚無の魔法安定のための精神力注入のつもりか。
まんまとアーハンブラ城内に潜入し、踊りと酒で兵たちを酔わせてタバサ救出の作戦。貧乳マニアのエロ男爵にルイズ様が襲われるところ、テファの忘却魔法で救ったが、ここは原作から変えられているかも知れない。最後に立ちはだかったエルフのビダーシャルに対峙したテファ。ビダーシャルのカウンター魔法をルイズのデスペル&才人+デルフで打ち破ったが、あっけない印象がある。テファをここまで連れてきたのだから、ビダーシャルと違う目的を持ったエルフ同士の心境や葛藤も少し出しても良かったと思う。
幽閉されたタバサ親子の部屋にたどり着くまでの筋が、救出部隊に比重を置いて描かれているから、タバサの流す感涙も伏線が弱くて物足りない感じだ。
タバサが一人、心を失わせる薬を飲まされる前の描写は「イーヴァルディの勇者」を読むことだけだが、これが彼女にとって何を意味するのか、そして救出に現れた才人が彼女にとってどのような存在なのか、前話あたりで伏線を工夫しておいて欲しかったところだ。見ていればタバサの心境は理解できるが、演出が足りないと言っても良いだろう。
原作の外伝「タバサの冒険」に触れていないので、タバサとイルククゥのちょっと奇妙な関係が描かれずに残念。アニメではイルククゥは主人想いの萌えキャラに止まってしまった。
全体に薄味で物足りない出来。
次回最終話、シェフィールドが作り出すジョゼフのオモチャとの戦いで、第3期を締めることになりそうだ。原作はロマリア編を終えたところだから、アニメ第4期は時間をおいた方が今期のようにスカスカにならずに良いと思うが、きっと来年夏にはやる気がする。





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