「ひだまりスケッチ×365」は第12話。次が最終回だが、このひだまりに限って言えば「大詰め」などといういかめしい言葉は似合わない。いつものような、でもいつもとはちょっと違う、七夕の日のひだまり荘のお話。
いや~、細かいところが良く動く。動画の枚数が、って作画の話ではなく、動くように見せるコンテの切り方が素直に凄いと思う。べったり止まっている背景やモブに、動きのポイントを強調して乗せているから、第1話のアバンとまでは行かないが、これが日常の仕草やリアクションの動きだから恐れ入る。
演出で後付けというよりは、コンテから工夫されているのだろう。
映画的手法の多用を感じさせる演出も、ヒロと紗英のケンカという史上最大のミステリーとゆのと宮子の謎解きを面白く見せてくれる。
その絵コンテは帆村壮二だが、これは新房昭之の別名とのもっぱらの噂。
作画も総作監の伊藤良明が作監で入っているからか、文句ない仕上がり。
紗英とケンカ中、学食でのヒロさんのやけ食いの動きは凄いと思う。
ケンカの原因を聞いて「紗英さんが悪い」と断定する宮子の裁きも思い切りよく、仲直りから七夕の飾り付けへといつものひだまり荘へ。
うれし泣きするヒロさんが可愛いが、抱きつく紗英の胸のボリュームは不足。枕を渡す宮子のナイスフォロー。
終わってみれば、単なる夫婦喧嘩だったのかもしれない。
痴情を地上、そして「痴女」と勘違いした吉野屋先生。自分のことを言われたのだと思ったのだろうか。校長先生も加わって大団円。ケンカと七夕を上手くつないだ脚本だ。
夏目も成り行きながらも紗英にかまってもらえて、幸せだっただろうか。
中盤の話数は低調だったが、今回を見ると4コマ漫画原作アニメとしては良くできたシリーズだと思う。





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COMMENT
無題
Re:無題
無題
「紗英さんが悪い」の手前のカット、そこはコンテに おけるポイントの ひとつだと。
Re:無題
あの急な切換え、シナリオに準拠しているのかしていないのか、いずれにせよあのタイミングで、しかも宮子でなければ破綻する寸前を一気にひっくり返す事は出来なかったでしょうね。見事だったと同感です。
補足ありがとうございました。
無題
新房の演出の程度は凄いですね。それで居て演出の枠を守って居ると思います。
それにしても今話ゆのっちボケ指数が高かった様な。
Re:無題
おっしゃるとおり、破廉恥にならないギリギリの節度は気持ち良いです。
最終話の飯村氏のコンテ・演出も良かったですよ。