降りしきる雨と夜中の光景ばかりに葬式シーンと陰鬱なことこの上ないのだが、残虐さも程々でシナリオも平板で深みを感じない「屍姫 赫」の第2話。
交通事故で死んだのは花神旺里のいた施設の子供たち。遊ぶ約束を果たせない亡くなった心残りが屍となって蘇らせた。結果として眞姫那に退治されるまでのドラマの中で、旺里が屍に魅せられる様こそ情念を込めて描いて欲しいのだが、同じ施設の仲良しのお兄ちゃんのポジションに置かれては、眞姫那の仕事が非道に見え浮かばれない。
屍姫として屍を退治する眞姫那の矛盾や痛みも、肉体的な損傷だけで内面の描写がないから今のところは救いようがない。
棺に入れるはずの子供が描いた絵を用いて多少のフォローシーンを作ったものの、随分と簡単に流した締めに思える。
今話からオープニングがついた。あまりネタバラシも出来ないところを、世界観をシンプルに伝えてくる。オープニング絵コンテは佐伯昭志、angelaの歌にマッチしている。本編のコンテ・演出も是非やって欲しいと佐伯ファンは思うのだが…
本編でも絵的には良いカットもいくつかあるのだが、このシナリオから起こした絵コンテの限界とあまりに暗い画面、そして役者の表現力不足が目立つ。
アニメラストに挿入した田神景世のギャグシーンでは救えないし、むしろ残念感を加速させる。
決して一枚岩で無さそうな光言宗とその目的、眞姫那たち屍姫の秘密などを語る前に、ミニエピソードを第2話に持ってきたのは早すぎたのではないだろうか。
主人公の旺里の視点に置き換えると、急に身の回りに怪しい猫や怪死事件、2丁マシンガンの死なない少女が現れて、シリーズ導入部にもたどり着かない心細さがある。
捻った設定などが有りそうには思えないが、序盤の會川昇のシリーズ構成が成功しているとは思えない。
第3話に期待する。
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