話中で繰り返される「その目だれの目」と来れば、下の句が「気になる目」と連鎖するとしか思えない「CHAOS;HEAD」の第1話。
アニメ化は既発売のPCゲームとのメディアミックス企画になるのだろうが、あいにくゲームはプレイしていない。
引きこもり二次元オタクを巡る青春学園ものには見えないので、ひょっとするとネットワークを介して拡散する二次元と三次元の混沌が、主人公の脳内妄想と欲望に集約されるセカイ系なのではないかと思ったりもする。表面上は「ニュージェネ事件」として扱われる出来事の先に、主人公がたどり着く「何か」が物語の核心なのかもしれない。
作中でも主人公の妄想シチュエーションとリアルを曖昧にしている。視聴者を主人公の視点に同化させようとの狙いだろうか。
主人公の脳内妄想の補完強化するため、二次元キャラの星来をリアルに絡ませている。こんなにセリフのある友永朱音は久しぶりの気がする。
比較的速いテンポでサブキャラ紹介を始めており、お節介だが兄想いっぽい妹の七海の登場。事件にどの程度絡むのか想像は出来ない。
運動音痴の楠優愛はストーカーのような、でも本当に主人公に好意を持っているような、もしくは黒幕のような、予断をさせるだけでブラフなのかもしれないポジション。裏読みせずに見ると、オタク女のふりで主人公に話を合わせて近づき、目的を持って主人公に怪我をさせて自宅も名前も趣味も探り出し、チェックメイトか孔明の罠か。
主人公の部屋に落ちていた杭に反応したから、何かしら裏はあるのだろうけど。
咲畑梨深の存在は、主人公の脳内限定での殺人犯なのか、何かしら使命があるのか、クラスに現れた三次元の少女と同じなのかそれすら怪しい、主人公の妄想が見せる世界。
第1話でのつかみは良いと思う。語りすぎず、黙りすぎず。
他のサブキャラも動き出す中で、動き出す伏線もあるだろうから、もう少し見ないと。
主人公のイタさで比べると今期のラインバレルの主人公とどっこいどっこいだが、伝統的イタさではあちらに歩がある。
キャラデは島村秀一。男性キャラに特徴が現れている。キモクなりすぎず、微妙なラインで止めているのがミソ。女性キャラは原案のささきむつみの色を残しているかもしれない。
マッドハウス元請で、おそらくイマジンの全グロス請だろう。第1話のレベルで維持できるか。




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