神楽と黄泉の鉄壁スカートアクションや神楽のクラスメイトのダブルスク水と、フェチ要素の見どころは多いが、お風呂シーンがなくて残念な「喰霊-零-」第6話。神楽の転機となる重要な回。
シリーズ序盤でさんざん疑似餌を撒いてギミックな展開をしたのに、本編に入ってからは伏線を生かしてヒロインたちの機微も丁寧にすくい上げる構成は侮れない。退魔物としてはアクションやグロテスク描写に偏らず、キャラクターたちのドラマを見せてくれてバランスが良い。
事件の背景説明をセリフで語る事なく、視聴者の目に見え聞こえる絵と音だけで伝えてくれる。劇伴がもたらす効果が大きいことも忘れてはならない。
久しぶりに家に戻った神楽の父の傷は殺生石で回復可能な事を示しておいてから、ラストで少年(あのAクラスの悪霊、三途河教授の息子か?)が片目に埋め込んだ殺生石の力で冥に突かれても死なない理由を語らずとも教えてくれる。
また神楽の包帯巻きなおしに保健室の美鈴先生の優しさを見せておいてから、夜の校内で魍魎に取り付かれた悪霊の姿で登場させ、いままで人の形の悪霊を斬れなかった神楽の躊躇と決断を引き出している。
悪霊ヤマビコ相手の舞台に冥の強さを見せておいて、ラストのあっけない死のコントラスト。
1話の中でもAパートで張った小さな伏線を後半で膨らませてから回収しており、忘れ物感がない。それでいて重要な伏線は次回につないでいる。
土宮家を継ぐものとしての「強さ」、その役目の重さを霊獣・白叡の恐ろしさに例えて父から神楽に問う。学校に出現してスク水クラスメイトを襲った前述の悪霊を倒し、ゲロ吐きながらもこれで前に進めると思われたのも束の間、いままで隠していた「仕事」それも悪霊とは言え昼間世話になった先生を切り殺した現場をクラスメイトに知られた暗転の結末。
これからの神楽の迷走が心配される、余韻十分な引き。次回が見逃せない。
対策室長が懸念していたように、黄泉が神楽に優しすぎることが混迷を深める原因になるのだろう。この先で黄泉自ら悪霊になると言うよりも、神楽や義父たち守りたいもののために「なってしまう」ような気がしてきた。
もちろん大きな原因となりそうなのが三途河少年だろう。
雑魚は対策室に任せて大物狙いでフリー活動をした冥が口ほどになく殺されてしまうが、冥の妬み憎しみも三途河は利用して悪霊化するのだろう。冥の役割を単に本家の跡目争いの使い捨てにしないであろう展開は楽しみだ。
喰霊 -零- 全6巻セット 【限定版】 ※キャラアニ特典付き
喰霊-零- 挿入歌&イメージソング集(yozuca*, サリヤ人, 飛蘭, 瀬名) 12/25発売予定
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