養父諌山奈落が殺された後、黄泉に悲しみが襲うよりも早く、叔父と冥の家督を巡る欲望がたたみかけるように彼女を襲う「喰霊-零-」第8話。おおむね予想されている範囲の流れだが、Cパートで一気にあそこまで駒を進めるとは思わなかった。
ひとまず神楽は1回休みで、黄泉中心に話が進む。
通夜の前の分家会議で跡目を取ることを一方的に宣言する叔父、当主代理は冥が務めると。
遺言にあったと叔父は言うが、黄泉の反論も逆に男と遊び歩いていたと責められ言葉を失う黄泉。
飯綱紀之の父も黄泉との縁談を白紙に戻すことになるらしい。
冥は悪霊になったと言うよりは殺生石の力で憎しみや欲望をエネルギーに三途河に操られているのは近いだろう。時々元の自分に戻る瞬間がある。
失意の黄泉に、本宅を移して来るから部屋を明け渡し神楽の部屋に移るように。そして神楽は家を出るように宣告する冥。輪をかけて宝刀獅子王を取り上げる冥。獅子王を取られると乱紅蓮も使えないことになる丸裸の黄泉。
追い込みかけるって、こういうことかという見本。
那須方面で発生した特異点、カテゴリーA。高速移動する火車を追う対策室処理班。
ヘリで防衛省の対策室も登場するが、環境省処理班を足止め。
黄泉を電話で呼び出したのは冥。眠ってしまっていた神楽の舞蹴拾弐號を持ち、バイクで那須へ。乱紅蓮を使い黄泉を仕留める覚悟。地下の大谷石採掘場跡での死闘。
冥が殺生石の力で斬られても復活すること、憎しみを露わに諌山奈落を殺したことを告げる冥。
この問い詰めの様な冥の呪いの言葉の数々がefにも似て、脚本は同じ高山カツヒコ。
石の力が切れたか我に戻り命乞いをする冥に「それ以上口をきくな」と冥の薙刀でひと突きした黄泉。
「あなたが私の最後の宝物」と、ついさっき神楽に話した黄泉とは別人になってしまうのか。彼女に芽生えた憎しみが増幅し、三途河に一瞬で殺された(?)黄泉は殺生石を埋められ操られることになるか。
このCパートの舞台は那須の殺生石だろう。
三途河の最終目的が何なのか、冥は黄泉を捕らえる捨て石のようだが退魔師の殲滅が目的なのか、別にあるのか。バチカンへ派遣された教授の息子だったと思うが、対策室に恨みでもあるのか、後半は黄泉と退魔師、対策室の関係は敵対へ、神楽との姉妹の関係も変わるのだろう。
制作はGONZOのグロス。「ストライクウィッチーズ」第8話グロスのお返しだろうか。でも出来はあまりGONZOっぽくない気もする。
脚本:高山カツヒコ、絵コンテ:林宏樹、演出:玉田博、作監:堤将生、輿石暁
上松範康の劇伴は毎回クオリティが高い。サントラがDVD限定版特典で付くらしいが、CDでの単発はしないのだろうか。サントラ目的でDVDを買うのもアリだが…
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