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OVAの「絶対衝激～プラトニックハート～」第1話を、12月7日にAT-Xでの放送を見たので簡単な感想を。
夏ごろから露出を始めていたメディアミックス企画のアニメ版だが、狙いがイマイチわかりづらい。

松竹、ブロスタTV、ティー・オーエンタテインメント、ポニーキャニオンエンタープライズ、ランティスなどの各社が製作委員会に名を連ねる。バブル期にあったような、他業界が資金の運用先にアニメ製作を始めたのとは違うが、結果としては船頭多くして船山に登る企画になったような気がする。
一社ではオリジナルの企画でアニメを作るのは危険だから、多くの会社でリスクヘッジしようと言うことだろう。

美少女の格闘トーナメントでパンツを見せたり、服が破れて乳首が見えたりすればいいのか？高尚な目標など不要だが、それにしても目指すレベルが低すぎる。
制作はスタジオ旗艦だが、子会社のアームスが制作する「一騎当千」シリーズにも劣る気がするが、あちらは原作とシリーズ構成がしっかりしている。
ふじもとよしたか監督は「一騎当千」でも演出をやっているから、勘所がわからぬはずは無いのだが、低いレベルでまとめてしまった第1話だ。
プラトニックハートへの参加の動機も手段も後付けのようで、ツカミは良くない。
テレビシリーズならいざ知らず、尺の制約があるOVAではもっと圧縮した構成で視聴者を巻き込まないと次が難しい。
スッチーと巫女のコスプレ娘のバトルも間延びしているし、メインヒロイン伊勢島綾の魅力はこの1話では伝わってこない。このOVA第1巻を見た後、次の第2巻を手に取るまでに至るかは難しいところだ。



いまアームスのサイト見たら、旗艦とともにA.C.G.Tと同じ南関町ビル（元・ラディクスの所在地）に移転していた…