存在のあやふやな神様が自らのアイデンティティーを探すまでを1クールで描くのだろうか。原作コミックスはもっと先まで続いているようだから、アニメオリジナルを入れても全13話が区切りの良いところなのだろう。
「かんなぎ」の第11話では、そもそものナギの目的を詮索する仁に逆ギレするのは相変わらずのナギ様だが、過去の回想シーンを挿入しながら屋上で一人で物思いの後に「自分のことがわからないということがわからなかった」と自らを結論づける。自分の出自が人間にはどのように記録されているのか、郷土の資料を調べた記録が残る。しかし、神薙神社の祭神は不詳。
未だに仁のホモ疑惑、二股疑惑が校内で盛り上がっている。カラオケ回を挟んでも忘れられてはいなかった。涼城先生から娘と二股・三股かけているのではと活を入れられた仁。
もののついでにナギが神様であること、その正体の相談をしたところがかえって疑問が深まったのではないだろうか。
自称の「神」は、目的のためにその名をかたるか、思い込んでいるかどちらか。
「わからないなら確かめるしかない」「得体の知れないものと、よく同居していられる」と言ったあとの涼城先生の独白の「他人のことは言えないか…」
これは娘の白亜に取り憑いているように見えるざんげちゃんを指す。目的を問われたざんげちゃんも、以前あやふやな態度をとるシーンがあったから、この神様姉妹は根っ子のところでは同じ。これまで白亜サイドのシナリオがなかったことは不満だ。






仁が大幣(おおぬさ)を修理した後のナギの演技は良かったと思う。
全体にシリアスな展開にも、美術部一同で仁をいじるシーンも息抜きになる。
怪我が多く女難の相の仁に部長の「何か憑いてんじゃないの?」ナギがまるで悪霊扱いに。割って入ったナギが憑き物を祓ってやろうとする絶妙なギャップ。
仁の三股ハーレム状態にギャルゲ画面まで用意して、副部長の「仕方ありませんよ、本命がいるのなら…」のフォローには救われた気がする。
雨の屋上に大幣(おおぬさ)を残して姿を消したナギはどこへ?




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ハルフィルムメーカーのグロス回。エンドイラストはREXと同人つながりで結城心一。
今頃気づいたけれど、この作品はアニプレックスと一迅社の2社で製作しているが、製作委員会方式でないのは最近では珍しい。
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