宮崎修治が演奏するバリバリの大沼節でお送りする「ef - a tale of melodies.」の第11話。前期でも最終話直前回は、高山カツヒコ脚本に宮崎修治の一人コンテ・演出・作監と同じ組み合わせ。ついでに予告イラストも七尾奈留だ。先に書いておくと、七尾奈留の描く優子が最も優子に似ていないと思う逆転現象は、アニメのキャラデ(杉山延寛)に慣れてしまったせいだろう。
最終話前に制作はタメをつくったのか、パストラルのグロス回。演出上、過去の回想シーンが多くて素材の使い回しが多いから省エネ制作のような気もするが、新カットに注力できているから悪くない。Aパートのキラキラしているミズキは背景とエフェクトの効果もあってか、しぐさの一つ一つが可愛らしい。
果し状を受けて勝負のリングに上がってきた久瀬へ、ミズキからの「お帰りなさいキック」
これは久瀬の死期を早めるんじゃないかと思わんばかりの強烈さ。
以前の久瀬からの問い詰め攻撃に対するミズキのアンサーの全ては「好きだから」
彼女の揺るぎない真直ぐな気持ちには、どんなにひねくれた男でも敵うまい。ミズキの圧勝。
ミズキの過去の傷は抉る事なく、いつも明るく太陽みたいなミズキで久瀬の仮面を剥がした結果に内心ホッとしている。北風と太陽の話をふと思い出したりする。
久瀬の手術シーンは思わせぶりに切ったが、無事にミズキの元に帰るだろう。
優子が死んだ事がわかる前回を受けて、登場人物たちの優子への感謝の言葉。紘と宮子からは卒業式の送辞のような気恥ずかしい演出だが、そこは我慢しよう。
火村と優子の物語のアフターがまだ残っている。周りの人たちの交差する想いに、過去に心を預けたままの火村がどのように応えるのか、最終話が注目される。
構成は変則。第1期のオープニングをアイキャッチ替わりに挿入してA・Bパートをつないでいる。
ミズキスペシャルエンディングの後、次回予告入れた後に、Cパート。さらに挿入歌というより、久瀬への想いを乗せたミズキの歌うエンディング。
特別な終わりと始まりの前に、非正常な構成で視聴者を揺さぶる意図は伝わってくる。


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