「まりあ†ほりっく」の第4話。日曜深夜のtvkでは他番組とバッティングするため、今回から東京MXで視聴。この作品で驚愕の展開は起き得ないと思うので、急いで見ないでも大丈夫かと。
今話では、やたらとリピートの手法が目立つ。夢オチに始まり、隆顕相手の百合妄想やらメイド姿の鞠也への欲情妄想やら、かなこメインで回そうとするとドラマの進行に合わせた実在キャラ相手の掛け合いだけではネタと間が持たないから、この手は有りだと思うものの単調な気がしないでもない。
この回でのかなこのメインパートナーは隆顕さん。かなこを守るというが、それはストーカーレベル。カタブツでKYな隆顕の回想シーンを利用して、今の彼女を形成した事件を語らせることによって、視聴者にもかなこにも納得のキャラ立ちをした。しかし、そう思ったもののやはりKYは変わらないオチで、今後もネタキャラに近い扱いが続くのだろう。
隆顕の行動に釘をさした奈々美の方がキャラがはっきりしてきた。裏に隠れているものはうかがい知れないが、窮地を救う交際宣言にしても、先生にかなこの面倒を見てと言われたからだけではないことを含ませて、今後の攪乱要因に伏線を張った。
相変わらず穂佳からは嫌われているかなこだが、ツンデレの匂いがする穂佳を攻略する日が来るのだろうか。
出番の少ない鞠也は、Cパートで視聴者&かなこへサービス。
回想シーンなどに止め絵が多いからか、他の部分は相対的に動いているように見える。そんな気がする。多分。
遠藤海成の原作のコミックは読んでいないからわからないが、キャラクターにもう少し艶があっても良い気がするのだが、この作風だと仕方ないか?
無駄に少女マンガ風カットに力入れたり、デフォルメや崩しキャラなどの漫画的表現が多すぎだが、しかしそれを排除した作画と演出では、このアニメは成り立たないのもわかる。
シナリオの勢いと演出、作画をバランスして進めてもらいたいところだ。

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