「まりあ†ほりっく」の第8話は、聖母祭前後編の2話構成。その前編では聖母祭前、実行委員に選ばれたかなこを中心に描いているのだけれど、実は生徒会長の絢璃と鞠也の幼い頃からの確執が語られている。
かなこは主人公でありながら、道化役に徹して演じている。ブレていないのは確かだが、相方によって話の膨らみも面白みもかなりの差が出てしまう難点がある。
鞠也に対して、かなこの視角は変態女装美男子(一見、美少女)で固定化しているから、もう一方の頂点に誰を置くか。この話数では金髪立てロールの生徒会長絢璃がそのポジション。今回の絢璃は、かなこに対して他のサブキャラと比較して客観的で深く絡まないから動かしやすそうだ。
与那国さんの兼役で松来未祐が絢璃を演じている。久しぶりの人語セリフが多い出番だ。
絢璃と鞠也は幼なじみで、些細な行き違いが今まで刺となって残っている様子だが、鞠也が男だと知っているのだろうか。それとも幼い頃は静珠が鞠也で、鞠也が静珠と本来の性別で振舞っていたのかもしれない。
聖母祭のことを良く知らないかなこ。もとよりクリスチャンでないかなこはお祈りや聖歌すら知らない。実行委員会の後、絢璃に教えを請いに向かったかなこを、ドッヂボールで打ちのめした茉莉花の行動は自発的だったのだろうか。
「なぜ祈るのか」に「想いをはせるきっかけ」と絢璃の言葉は、次回には鞠也との積年のすれ違いの和解にたどり着きそうに見えるけれども、そうは問屋が卸さないのが「まりほり」だろう。ひょっとして次回もアバンで片付いてしまうかもしれない。
マジックバスのグロス回。シャフト作品を請けるのは珍しい気がする。
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