シリーズも大詰めになり、ここで主人公オーリの出自の秘密の暴露。「オーリは屍の子であったと」
今は亡き景世の他、現場に居合わせた光言宗の面々はもちろんのこと、その事実は権大僧正まで知るところである。そして「兄弟」だという七星のヒズチ。
七星に捕らえられたマキナが自らの業をそのままに、北斗を倒す・葬る快楽へ身をやつす。マキナの呪いに消耗するオーリ。これも七星のイサカの策略か。
本山を固める光言宗、屍姫の集結した穢れのエネルギーを逆手に取り、覚醒した北斗の力をもって一気に光言宗壊滅を図る七星と、最終決戦への準備が進む。ここに来て、引き離されたオーリとマキナの望みの断裂の修復がカギになった。
七星への復讐を糧に景世と戦い続けたマキナ、景世の今際の際の頼みだからと聞き届け契約僧になったオーリ。それぞれ「景世のためだから」と偽り続けた関係が破綻した。
この期に及んで、主人公の成長物語でもないだろうから、マキナとオーリそれぞれが自らの過去と出自を受け止めて、新たな関係を築くためのまとめに入ったのかも知れない。
マキナとオーリを見守る光言宗内部の相関図もキッパリと分かれ、縁切りが二人のためだと莉花と早季、「人と屍が想い合うことができるか」見届けたいと自分たちの悔いを託す嵩征とリボン姫イツキ、二組の争いに割って入る梅原とフレッシュ。
それぞれの思惑の違いを見せながらも、大団結への伏線は張ったと言えよう。
Aパートの作画には良い点もあったが、総じて平均的な出来栄え。ビートフロッグと武遊で制作を分けたようだ。
2クール費やしながらも、太い幹に育たずに枝葉ばかり茂った雑木のような物語も終着点が近づいたようだ。このシリーズの會川昇にはがっかりだ。クライアントが悪いのだろうが、屍姫戦隊モノに仕立てた方がマシだった。
次回、平松禎史回に少しだけ期待しておく。

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