今回は「愛憎編」と銘打った「アキカン!」の 第8話。
いわゆる水着回&デート回なのだが、ノリの悪さが目立つ。確かに愛憎編らしく、それぞれのカップルの「ちょっといいお話」と「嫉妬・ヤキモチ」に仕立てたい意図は感じるものの、ほぼ全キャラクターを投入した結果は美点も発散してしまったようだ。戦力の分散が著しい。
揺花とジゴロ-など、無理なカップル設定が尺を潰している。取捨選択の上でカケルとなじみの本線に絞り、メロンとエールがヤキモキする対抗視点を置き、その他のキャラはアトラクションシーンでのスラップスティックのモブ程度で抑えておけば良かったのではないか。
なじみを見るエールの複雑な感情、カケルにはそれほどでもなさそうなメロンのギャップも描き切れていない。
水着回でありながらも、演出はおとなしい。
なじみの孤軍奮闘で、ウォータースライダーの賑やかなシーンも観覧車での告白場面のしっとりとしたシーンも、何とか間が持ったようだ。
なじみの健気さに対するカケルの冷淡さの演出が気になるが、過去に起きた事件の伏線は回収し切れていないのか、それとも実はツンデレオチを狙っているのか、今ひとつ掴みきれない。
気が抜けたソーダのような脚本と演出が残念な話数だった。
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