BMAがGGPから「奪還」というのは正確でないかもしれないが、琳の身はBMAのキーファの元に。新展開の「RIDEBACK-ライドバック-」第8話。
キーファの誘いでBMAのライドバックを操る琳は、第2の覚醒を果たしたようだ。「なぜ私が選ばれたのか」琳の疑問をメカであるライドバック自体は答えることはないが、操縦する中で自然と会得するものだと思っていた。しかし、その思い込みは間違っていたようだ。
ライドバックに乗ったキーファが琳をエスコートするかのように手を取り、走り、踊り、跳ぶBパートのシーンを見る中で感じる感情は何だろうか。久しぶりの青空の下での疾走の爽快感ではない事は確かだ。
ライド同士がキスするかのように触れ合い、上気した琳の表情からは、今までの日常の世界から新しい大人の世界を知ってしまった少女のようだ。こちらは見てはいけないものを見てしまった驚きと罪悪感に襲われてしまう。失恋?いや、父親の立場とも少し違う、保護者の視点から彼女を見つづけることが許されなくなった寂しさかもしれない。ためらう岡倉も同じだろうか…
「白いライドバック少女」は、キーファにより少女の世界から新たな舞台へ立つことになってしまった。フェーゴに選ばれてしまった琳を、ゴブリン岡倉は元の世界に止めようとしたのだろう。彼女を動かす運命の力の前には逆らえない。
GGPとBMAの局地戦描写や女記者と珠代の伏線もあったが、大人の女になった琳の表情とライドダンスだけで胸が一杯だ。
脚本は前話に続き飯塚健。実写畑の人らしい人物描写を感じる。絵コンテはメカデザイン畑の中原れい。「神曲奏界ポリフォニカ」の奇妙な演出を見て以来だが、今回は末田宜史の演出で良い方にマッチしているようだ。



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