「宇宙をかける少女」の第10話。序章と番外編を終えて、第2章の始まりといったところか。
第8話までに夢の中の秋葉が度々神楽と会うシーンがあったので、前回の野球ネタも夢オチかと思っていた。「どうせネタ話なのだから、もっとキャストをシャッフルしても罰は当たらないだろう。」と前回の感想で書いたが、逆を言えばキャストのポジションを変えなかったということは、意外と本線の後半を暗示しているような気がしなくもない。
今回の新たな事件は「箱少女」の登場。それを奪還に獅子堂家を襲撃したアレイダの素顔の秘密が見どころか。
ネルヴァルから逃げ出した「箱」、秋葉名付けたところの「ハコちゃん」はそのネルヴァルの「部品」。人間だった頃の記憶はない。「999」の機械化母星のようなものか、ネルヴァルは。
箱の中の人の姿は見せないが、アレイダが回収するときにも抵抗が薄いように見える。既に人間としての感情が失われているからなのか、「教母様」とアレイダを呼ぶ事からしてネルヴァルに服従しているのか定かではないが、ネルヴァルの秘密への導入部といったところ。
レオパルドのパーツが「ゴールデン」シリーズならば、ネルヴァルのパーツは「箱」シリーズなのだろうか。箱男の存在といい、ネルヴァルには箱がつきもの。
今回のレオパルド、今回は桜の発明した「ゴールデン・ジェントルメン・プラグ」なるものを挿入されていたが、これはアレ、掘られたってことだね。
ほのかや秋葉も訪れない中で、淡々とレオパルド弄りをする風音お姉さま、無邪気な発明品を繰り出す桜と、レオパルドの苦難が予想される。
ほのかが獅子堂評議会の長老たちとの再会に涙するシーンが見られたが、彼女はブレインコロニー戦争を彼らと戦い、秋葉と出会うまではレオパルドと共にあったのだろうか。獅子堂家そのものには警戒していたフシもあるから、評議会長老とのつながりが確認できたところで、今後の対応も変わるのだろうか。
そして獅子堂評議会のメンバーは獅子堂家の身内ではなく、この世界での権力の行使を獅子堂家に委譲したのだろう。むしろ身内はほのかの方なのだろうか。
レオパルドの中にない、聖地「エニグマ」。その情報はネルヴァルから脱走した箱少女からもたらされたが、その情報の送り主はネルヴァルの中に存在するのだろう。
ここで神楽の存在が気にかかるが、秋葉が夢に見る神楽はアレイダの素顔と同じ、評議会の長老たちは神楽様と呼び彼女のナビロボを預かっていた、ほのかは先代「宇宙をかける少女」「クイーン」と呼ぶ。
アレイダ=神楽ではないとしても、神楽の存在が別にネルヴァルコロニーにあるのだろうか。神楽を探す理由もコロニー戦争の真相も闇の中に隠したままだ。



学園の生徒会は全面的に獅子堂家の敵なのか、単にメガネっ子がアレイダが潜入させた手先に過ぎないのか、捜し求める神楽は敵なのか味方なのか。
パジャマパーティーから華麗にスルーされたナミは獅子身中の虫となる伏線なのか、「友だちいるんだ、秋葉」と独り言が切ないが、バスタブに浮く姿は無気味。
ICPからブーゲンビリアとミンタオがエリカとリリーの交通管理課に左遷されているが、巨大チェーンソー事件はどうなった?意図的にスルーしたか?
新たな展開で、さっそく伏線を撒いてきて油断も隙もない構成だ。キャラクターの相関関係、利害関係を一筋縄で描かないシリーズ構成は良いと思う。
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