オーリとマキナの絆を改めて確認した前話から一転、七星たちの光言宗への総攻撃で慌ただしくなる「屍姫 玄」。やはり前話の余韻もない。
航空機墜落事故がもたらす穢れ、それによる大量の屍に対抗する屍姫たちの奮闘が一つの柱。
光言宗と屍姫の秘密の入口に視聴者を立たせたのが、もう一つの柱。
北斗たちは浄房をまっすぐに目指したようだが、そこに何があるのか赤紗は知っていたのだろう。屍姫たちから清め落とされた穢れが集まるその場所に隠されたものが、光言宗のウィークポイントだと。
赤紗が光言宗を裏切った理由もわかってきた。屍姫は108体の屍を倒すと成仏できるという言葉は、光言宗が屍姫を従わせるための虚言と感じられる。それを信じ戦った赤紗の屍姫は成仏など出来なかったのだろう。
裏稼業的な立場の貞比呂とアキラは、それを知りながら光言宗に従う道を選んだのかも知れない。
浄房の地下には、屍姫と契約僧をつなぐ縁の力を維持するシステムと共に光言宗の胡散臭さも封じ込まれていたようだ。
そのシステムが北斗により破壊され、契約僧と縁の切れた屍姫たちは次々と力を失ってゆく。
大詰め前のタメを作ることもせず、伏線の展開と回収を平行に進めてゆく構成は悪くはないが、理解されにくいだろう。収束への方向感がなく落ち着かない。
原作は知らないので落としどころは見当がつかないが、光言宗のシステムを乗り越えたオーリとマキナの絆の強さを見せて終えるのだろうか。残り2話。

PR
COMMENT