退屈なBFBをぶっ壊したダン。その伝説が今度は新たなストリートバスケの流行と共に色褪せてゆく。さらに輪を掛けて壊し屋のデストロイが辻斬りのごとくBFを襲い、街の話題をさらってゆく「バスカッシュ!」第3話。
姫様フローラの登場や、デストロイの正体がアイスマンだとか、ダンをプロデュースしようと言う月から来たはるかなど、話を膨らませる伏線を散りばめている。
まだ第3話だから話を急ぐ必要もないが、少し退屈な構成かも知れない。
シナリオと言うよりも、ヒロインを演出する視点が中二病すぎるようだ。これは板垣伸の持ち味なのかも知れないし、テンプレートに従っただけかも知れないのだが、デストロイorアイスマンにいたぶられてエクスタシーを感じるセラのシーンは過剰に多い。まだプロローグのキャラ立て途中だからあまり気にしないことにするが、謎のココ、恵まれない印象のミユキなどバランスの加減が注目される。
スパンキーの立ち回りと演技は、ダンのワキ方として最高のキャラクターだろう。
「チーフアニメーター 平田雄三」のクレジットに初めて気付いたが、監督のツテだろう。美術・背景含めて絵の方は素晴らしい。ベテラン、実力派のクリエイターをそろえて、今のサテライトならば理想的な制作環境ではないかと想像したりする。
製作委員会にポニーキャニオンがいるが、今期は他作品も含めて意欲的な製作姿勢がうかがえる。ビデオグラムリリースのみの場合を含めても、今期のラインナップは期待できるだろう。
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