契約精霊のコーティカルテに「そんなのは神曲じゃない」と否定され、悩めるフォロン。何のために神曲を演奏するのか、神曲楽士はなぜ弾き続けるのか、12年前コーティとの最初の出会いから忘れていたものを思い出すフォロン。コーティとの新たな関係のスタートを描く「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」第3話。フォロンの基礎過程の補習エピソードはカットしたり、学園編では機会の少ないユフィンリーの出番を増やしたりと多少のアレンジはあるものの、ほぼ原作通りに展開しているようだ。小説版「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」だと第1巻を終えた辺りだ。
中庭で流行音楽の話題をする生徒や。基礎過程の生徒の講師役のフォロンに難癖をつけ、得意げに神曲らしきものを演奏するダングイスなど、魂の形を削り出す神曲の反対にあるものを示しておいてから、稚拙ながらも打楽器状の単身楽団で楽しげに演奏するペルセの姿を見てフォロンが原点に立ち返るまでをなめらかに描いている。
その背後では「嘆きの異邦人」事件の影が12年たっても消えないことを描いており、若そうに見える学院長の正体と彼の契約精霊の謎をほのめかしている。
そしてコーティの過去を知っているかのような態度も見せ、その契約者フォロンに何かを期待するそぶりも見せている。
単身楽団の展開の講義で、ダングイスの演奏に気弱なプリネが珍しく激しい態度で非難したことは、過去の事件とこれからの事件につながる伏線だ。
プロローグがようやく終わり落ち着いてきた感じだ。ここからは事件が待っているのだろう。
唯我独尊なちびっ子精霊に振り回されるフォロンも、自分の成すべき事が見えはじめて、二人の関係もしっくり来るだろう。
2原にばらまき、作監協力AIと微妙な制作体制が続くディオメディア。「こどものじかん」「乃木坂春香の秘密」など作画はそこそこ手堅かったが、この作品は低位安定なのかイマイチだ。

![(仮)神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Wq50k%2BCZL._SL75_.jpg)


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