謀略と言うほどには真相は明かされず、自意識過剰のダングイスも救済されたわけでもないが、フォロンとコーティのつながりは強くなった「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」の第5話。
ほぼ原作に沿って進んでいるが、敵方のダンティストであるライカを全面に出して、フォロンとコーティが戦うべき相手はダングイスではなく、ライカと彼女の背後にあるものであることを明白にした。その背後のものは、レイトス学院長が知る相手でもあり、彼が守る奏世楽器の存在もラストで示している。
同時に双子ちゃんの秘密も伏線を張り続けており、プリネの具合の悪さの理由は次回で回収するようだ。
契約精霊もどきタヌキモを通して、ライカにその自尊心を利用されているだけのダングイスだったが、衰弱して気絶しただけのオチでは弱い。彼のことだから、何もなかったかのごとく登校してくるに違いない。最終話までにはキッチリとメイドトラウマエピソードで落とし前が必要だろう。
あれほど精霊戦闘を嫌がり、なおかつ学園の仲間と戦いたくないというフォロンが戦闘支援神曲を演奏するまでの心理描写は端折りすぎかもしれない。ただ、フォロンのウジウジした葛藤を見せられるよりは良いだろう。
シナリオは関島眞頼、絵コンテ・演出は徳本善信。作監は宮崎修治とキム・ヨンシク。
宮崎氏は「夏のあらし!」に入っていたはずだが、無理言ったのだろうか。小原充、小菅和久の総作監だが、各話そろって低位安定しているのは見事。
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