トルバス神曲学院でのフォロンとコーティの再会以来、彼らを取り巻く環境や人々を中心に描いてきたが、折り返しの第7話から本格的に「嘆きの異邦人」動乱の再来へ動き始めてきた「神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS」
色々と伏線を張っていた秘密も、ラストでは敵方のウコンの口から「シダラ・レイトス学院長は四楽聖の一人」「コーティカルテは紅の殲滅姫<クリムゾン・アニヒレイタ>」とバラして次回につないでいる。
若く見える学院長の秘密に、契約精霊のエレインドゥースの力が関係している。学院の地下にコーティカルテが封印された後にフォロンと再会した理由も学院長がらみで明らかになるだろう。
敵の組織が何かとはここでは書かないが、テロの事件を伝えるニュースや神学院に侵入して何かを探し、何かの目的のために結集している。ライカは4台中残り1台の奏世楽器を探しに学園に潜入したのだが、それとは別にコーティカルテの存在を突き止めた。だが仲間内で評価も地位も低いライカの姿が描かれている。
四楽聖の一人レイトス学院長を始末し、奏世楽器の回収を図るが、コーティカルテはどうするつもりだったのだろう。彼らの組織と過去のコーティカルテは無関係ではない。テロのニュースや嘆きの異邦人の名を聞くたびに反応するコーティの姿がそれを裏付けている。
自分の過去を現在の契約楽士フォロンに伝えてない後ろめたさか、伝えようと悩むコーティの姿。コーティの過去を知らずに過ごし、戦闘支援実技の教官にも「あの精霊を信じてないのね」と言われる始末のフォロン。S精霊とM楽士の違いはあれ、似たもの同士で距離を縮められない二人が、学園襲撃事件でどのような結びつきを見せるのか注目される。
陰謀の進む「嘆きの異邦人」サイドと、事件の予感に焦りながらもフォロンと上手く信頼を築けないコーティカルテのサイドが走り、ラストで交わる構成。上坪亮樹のコンテ、美甘義人の演出は奇をてらわない。
作監は本多美乃と杉本光司。相変わらずフィルムの出来栄えは芳しくない。

![(仮)神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Wq50k%2BCZL._SL75_.jpg)
![(仮)神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 2 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51V5fHBjIbL._SL75_.jpg)

COMMENT