「夏のあらし!」第13話。本編は前回終わったところで、最終話はエピローグ。まさかの水着&コスプレ回。シチュエーションは無視して「やってしまえ」みたいなノリだ。オープニングでヒロインたちが影絵で取るポージングは、この回の本編のものだった。
第1話とこの最終話は番外編と考えるとわかりやすい。サブタイもペアになって、今回は苺爆弾騒動と展開も類似している。このペアをシリーズの初回と最終回に大きく振り分けて、タイムトリップ物語の既視感を効果的に使っている。
第1話の騒動のオチ、被害者はカヤ。今回は復讐に目覚めたカヤが策に溺れ、自らと潤、やよゐ、加奈子を巻き込む微妙にスケールアップした悲鳴オチがしっくりくる。
日常回のようなお話をシリーズ冒頭と最終に仕込む構成で、真ん中の本編ではタイムトリップの能力とそれが引き起こす問題を中心にキャラクター紹介をようやく終えた感じだった。この1クールでは横浜大空襲で時間の流れが一旦途絶えたあらしたちの過去の痛みを掘り下げるまでに至っていない。
2クール目は解決編とでもいうような展開になるのだと思うが、その中でも独特の演出は変わらないだろう。
当初は現代風ではないキービジュアルに違和感があったが、一は少し懐かしいタイプの中学生、あらしたち、特に加奈子のデザインは古臭くて当然と納得できる構成だった。現代っ子の潤や姫川ようこの造形がより目立って面白いキャラクターデザインだった。カヤはいつの時代でも目立ってしまうのが可哀相だが、特に戦時中の葛藤などはもう少し語られても良かったと思う。マスターの謎も不明のままだが、あれこれ食い散らかすよりはマシだと思う。伏線の回収と掘り下げは2期に期待したい。
シャフトx新房x大沼作品にしては衒いがなく、これ見よがしな押しの強さを上手く奥に秘めて昇華した演出が心地よかった。







最終話のエンドカードは小林尽。
“I'll be back”の言葉そのままに、
第2期は今秋放送決定。分割とはいえガンガン系原作で2期は珍しい気もするが、最近のスタチャ製作では多いパターン。
この2期も主な制作スタッフは変わらないと思うが、そうであれば大沼心・高山カツヒコが手がける「バカとテストと召喚獣」は来年の放送になるのだろうか。

夏のあらし!VOL.1【初回限定版】 [DVD]夏のあらし! キャラクターソングアルバム夏のあらし! サウンドトラック
COMMENT