ファクトリー崩壊がクライマックスだったような気もするが、カナンとアルファルドの確執やマリアがカナンを通して求めた「見えないものが見えること」への憧れなどにケリはついていない。最終章の始まりの「CANAAN」第12話。
車の故障で御法川を残して列車で先行する3人に、「蛇」とアルファルドの待ち伏せ。絶対的な優位を自覚しているのか、カナンを殺すチャンスに殺さないのはアルファルドの流儀なのだろう。
特殊な感覚に頼る今のカナンは、本当のカナンではないことはシャムの回想か幻が告げている通りで、その本気を引き出すためにアルファルドはマリアを利用するつもりだ。マリアの腹を撃ち、ユンユンと供に時限爆破装置を仕掛けた車輌に監禁した。
カナンの弱点は共感覚ゆえに少しの異常でも反応し、連鎖する記憶を全て引きずり出してしまうことだ。射殺された乗客たちに、死んでいったシャムやハッコーたちの幻を見てしまう。その隙にまんまとマリアとユンユンを隔離されてしまった。







カナンとアルファルドの決闘シーンは説明セリフが多く退屈だ。カナンが本気を見せていない以上、アルファルドは手加減している。
傷を負ったマリアの頼みで爆破装置を積んだ車輌を解結するユンユン。マリアのピンチで覚醒するのか、そのカナンと対決する事でアルファルドの望みも叶うのだろうか。
ここまでのところ、事件の設定に対してキャラクターの動きが伴っていないことが多いと感じるシリーズだが、最終話くらいは期待したいと思う。
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