最終話では高見女子との合同合宿に加え、フーミンたち文芸部も温泉回。タオルガードが固いのは仕方あるまい。変なサービスシーンは期待しないが、浴槽にタオルを入れるのはマナー違反だと思う「宙のまにまに」第12話。
愛知ではマナー違反だからと、タオルを消す修正はしないのだろうか(しないに決まっているが…)
最終話はオープニングも短縮して、変則的な3パート構成だ。3割ほどを受験生の路万部長と野木城高校の近江あゆみのデートシーンに充てている。同じ受験生同士なのだが根を詰めている路万部長へのプレゼント代わりなのか、中華レストランに誘って健康に良さそうな食事のあとに、バルコニーからカノープスの遠望をプレゼント。男女逆のリードパターンだが、この二人はこれで良いような気もする。路万はすっかり忘れているようだが、近江が慕ってくれる理由はDVD特典で明かされるようだ。
1クールだから細かなエピソードを拾えず2クールあればと思ったが、パッケージで補完してくれるだけ良心的だろう。







冬の合同合宿は初日の姫の遭難騒動も落ち着き、最終夜の観測会。
美星が父の遺品のアイピースを取り出し、高見女子の望遠鏡に取り付け、朔が土星に焦点を合わせる。星を見上げる人たちのリレーがつながり、空には春の星座も見え始めて季節が巡りつながっていることをシンプルに、しかし力強く表した良パートだ。ズームしながら回り込むカメラワークも、ここぞとばかり効果的に使ってきた。
第1話のバスの走行CGには違和感があったが、星空を表現する空気感や神話を彩る物語にはCGがマッチしていた。
そして季節は一巡して3年生は卒業、進級した美星たちの天文部は新たな活動を開始する、一種のループエンドになった。
新入部員を最低1名獲得のノルマに、新部長の美星の行動は第1話を思い出させて、3ヶ月前のこととは言え懐かしい感じだ。
最終話は原由美子作監。原画に伊部由起子がいたが誰の伝手だろう。
シリーズ通してスタジオコメットの作画は安定していた。高松信司監督の全話脚本や演出もけれんみがなく、安心して見ることが出来た。
1クールで終えるのが惜しい作品だったが、この「中締め」的なエンドで第2期への期待も残してくれたのだろう。
パッケージセールスの様子は分からないが、たくさん売れて記録を残す作品ではなく、見た者の記憶に長く残る作品として評価されるのだろう。


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