テレ玉の放送を録画し忘れてから、東京MXで放送されてもズルズルとレビューしないで過ごしていた「そらのおとしもの」第1話。
舞台は北海道だろうか。
厨二病よりはややマトモそうな主人公。erotic方面への妄想は盛んな年頃としても、イカロス登場のあとからの様子では、セカイ系主人公の道を歩むような不安も覚えた。原作マンガは未読。
お話の始まりは落ちてきた少女との出会いから。愛玩用エンジェロイドとは、エンジェル+アンドロイドのことだろうが、単なる性奴隷人形ではないだろう。イカロスの感情表現のなさは、マスターと呼ぶ主人公智樹と出会ったばかりのせいでもあるのだろうが、能力をフルに発揮していないようにも見える。
主人公を不可視にしてノゾキの加担をしたり、札束を出したりと主人公の望むこと全てを実行する機能の片鱗は見せてくれたが、その実行にはどこかの承認を取っているようだ。それはイカロスを作った存在か、別の何かか?
何らかの転機が主人公智樹に訪れたとき、イカロスの機能制限が解除され真の能力が発揮されるのかもしれない。智樹がこの世界の王様としてイカロスの能力で他の人間を消してしまったことが、シリアスな展開を予感させる第1話だった。
ここまで書いてきて「最終兵器彼女」を思い出したが、鬱展開になるのかなあ?
主人公とバトルアンドロイドの少女のコンビだと「まほろまてぃっく」っぽくなれば嬉しいけど。あっ、あれも最後は欝だ。
主人公視点だけではなく、柿原優子が脚本が見せてくれるイカロスやそはらの女性キャラクター視点の展開に期待したいところだ。
制作はAIC A.S.T.A.。「バンブーブレード」以来の監督作になる斎藤久。これは1クールだし、アニメオリジナル要素もないだろうから大丈夫だろう。







智樹と幼なじみの見月そはらの間にイカロスが割って入る形になるが、幼なじみは報われない多くの法則に当てはまるような予感。恋愛面ではこの微妙な三角関係を描くことになるのかもしれない。
美名の演技は心配したほどではなかった。イカロス役の早見沙織は盤石だが、ダウナー系のキャラの演技なのが物足りない。イカロスの内面変化があれば違う一面も見られるだろう。
保志総一朗の中学生役に無理があるとは言わないが、あまり合っていない感じだ。




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TVアニメ「そらのおとしもの」OP主題歌 Ring My Bell (blue drops)
COMMENT
無題
しかし、初回から飛ばした内容でしたね。都合が良すぎ(笑)
美名さんは初見ですが、最初水橋かおりかと思いました。声が似てるからですが、そのくらい特に文句ありませんでした。私は好きです。
「生徒会の一存」も舞台が北海道の高校みたいですが(エンドロールで確認)、そのくせ北海道ではやってない…。そらおともやってないんですかねぇ?まあ、(牛以外は)岡山の実家の近くの町か?と思ったくらい、どこにでもありそうな田舎ですが…。
「にゃんこい」などは特定の舞台はなく、完全に架空でありそうな地方都市らしいので、案外架空かもしれませんよね。…牛はどうかと思いますが。
Re:無題
藍青とひぐらしくらいを覚えている程度です。話が進むと慣れてくるとは思い明日。
>美名さんは初見ですが、
プロダクション・エース所属声優は角川作品で多く使われるようになってきました。新しい人が出てくるのは良いことだと思います。
不況の影響で地方への地上波ネットが少なくなってきて、BS/CSかネット配信で補う形が多くなってきたようです。