キャラ的に朋絵と純夏は相性が悪そうな位置にいるが、知られたくない秘密の行為を見られた弱みで純夏は関わって行かざるを得ない、引っ掛けの導入部。
みやこも廊下で転んで可愛く振舞うシーンを作って、男子受けが良さそうなオモテヅラを先制して見せている。男子たちが取り囲んでベタな展開することなどせずに、颯爽と朋絵がさらって行くシークエンス。男子目線がドラマに与える影響を徹底的に排除して、その役目はあくまでも純夏とおそらくは朋絵にも持たせる方針がうかがえる。
別に純夏と朋絵は恋のライバルではないから小さなエピソードで終わりそうなものだが、この話数では朋絵の共学校における乙女の園「女子部」創設へと巻き込まれてゆくことになる。
また部活モノかと思ってしまうが、別にそこで何をやるとの目的があるわけでもない。クレバーな純夏なら、そんな朋絵の無意味なエネルギーに付き合うはずもないと思うが、恋する相手汐が乗り気になってしまえば参加しないわけがない。この純夏のダメップリの落差が自分を追い込み、逆に汐をますますフリーダムにさせていることに気付かない純夏だが、今のところは道化を演じていればよいだろう。
で、その「女子部」とやらは構成要件の部員5人まで、あと一人足りない。そこでよくある、部の創設の危機といった使い古された危機感で部員集めをする展開になる。ストレートに剛毅に部員勧誘する朋絵に対し、純夏は「汐が気に入る可愛い女の子」を勧誘する一本釣り作戦。そこに朱宮正樹を女装させて、百合告白アタックさせる特攻作戦となるところが、クールに見えて肝心なところはヘタレな純夏に相応しいと言えば言える。3人ほどの候補にはヘンタイ扱いされて撃破されたけれど。
女になった朱宮正樹、その名も芸名で山崎アケミの使い勝手は大変よくて、ヘタレ純夏が自信を持って使いこなせる。彼(彼女か?)のジェンダーに触るところは少しあるようで、男として特攻したい気持ちも若干は残っているようだけれども、それは純夏に対する想いだけに留めているとしよう。







女装制服で一人でいるところを、汐に見つかってしまったのは運の尽き。赤い糸で結ばれた「可愛い男の娘」朱宮正樹は、女子として女子部メンバーの5人目として参加することになる。汐とアケミのキャラ表情が似ているのが多少気になるが、大きな問題ではないだろう。
男なのに女でいたい、でもバレたら困る正樹の葛藤を演じているのが清水彩香。まだ粗いけれども、なかなか可能性を感じる演技だ。AMG出身のようだが、活躍する出身者が増えた印象がある。
伏線で気になるのは、汐が同じクラスの蒼井あずさを避けているフシがあること。純夏を巡って因縁のサヤ当てでもあるのかもしれない。
活動目的に意義を認めてもらえない「女子部」の申請は却下されるオチだったが、「ちゅーぶら!!」の「下着部」を思わせる創部の顛末だった。
結局のところ、百合活動は草の根レベルで続行ということだろうか。おそらくは、また百合活動が表面化するイベントが待っているのだろう。
当初は苦手だなと思いつつ第4話まで見てきたが、意外にも長い文章を書いている自分に驚いた。倉田マジックだとは認めたくない気がするので、メディファクのコミハイとかアライブ作品と相性が良いのだと思っておくことにしよう。
次回を楽しみに待ちたい。






TVアニメーション「ささめきこと」オリジナルサウンドトラック ささめきおと
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