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WHITE ALBUM 第18話「虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて」

言い出そうとして、その気持ちは飲み込んで、いつもの通りに変わらぬままでいようとする由綺。
変わろうとして動き出しても、やっぱり止めることが出来なくて涙と言葉が出てしまう理奈。
冬弥の周りに現れるヒロインたちの活躍も、やっぱり終盤はこの二人の存在が大きくなるだろう事を示してくれた「WHITE ALBUM」の第18話。
相変わらず理路整然と説き明かす物語ではなく、口数の少ない衒学者のような語り口で視聴者を惑わせる。そもそもがこの作品のレビューをしようと考える者も似たようなものだから、いまひとつ人気がないのも頷ける。実況や脊髄反射で楽しめる若い年齢層は見ないだろう。バブルって何?と反問されそうだ。

理奈のMスリー(M&Mミュージック)への電撃移籍記者会見。家庭教師先のマナの部屋でテレビを見ていた冬弥の驚きの大きさは意外だが、彼はいまさら何に驚くというのだろう。彼の周りの狭い世界では彼こそ驚かれる対象者としては最大の存在なのに。
設定的には、その場にマナを立ち会わせた意味はあるのだろうが、テレビに映っているMスリーの社長神崎が彼女の母親であることは、冬弥には明かさずに温存したままだ。
金銭トレードの噂を明確に否定しなかった記者会見。独立すると言っていたのに移籍だとは、由綺は温情だと言うが、理奈の言うように由綺の子供じみた理解を超える大人の事情を隠して進んでいる。
視聴者には絵の代金の不足分として、また理奈の独立心を半ば満たすため、緒方の本心かもしれない「由綺に負けたから」、明星音楽祭に由綺を出すための緒方の作戦。シナリオ的には由綺と理奈を明星音楽祭で対決させるラストへの流れと考えておきたい。何が正解か、最後までわからないのがこの作品だから。

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桜団は寂しい解団式。Mスリーの神崎にとっては、理奈を手に入れたことで素人アイドルユニットはお払い箱。副団長だけはソロデビューさせてもらえたようだが、この子も本線に絡むようなオーラはない。理奈を手に入れたといっても、神崎にとってそれは滑り止めみたいなもの。
一番はめのうの才能。でもそれはお付きの小さい子の才能じゃないかと緒方も視聴者も気付いている。めのうは噛ませ犬にもならないかもしれない。理奈が小さい子の曲で明星音楽祭で由綺との臨むのではないかと予感される。

ヒロインたちもポジション取りが固まってきた。
姿すらなかった美咲さんは彰に押しつけた格好で、復活の芽はないだろう。そこまでして泥沼化する意味もないが、ラストには厳しい一言でも待っているかも。はるかとマナは本線に影響は与えないだろう。神崎社長、理奈の絡みでマナの動きが冬弥に影響を与えるかもしれない。
イソップ呼ばわりしていた冬弥のことを、一人残されたマナが「藤井、さん…」とつぶやくあたりに種火は残してあるようだ。
ここまで体を張ってダメ冬弥を引っ張ってきた弥生さんも、本心を少し覗かせてきた。事務所のためでもあるのかもしれないが、いままでストーカーのトラウマの反作用で冬弥を求めたと思えばよいのか。その割には行動が隙だらけで、今回の屋上キスシーンを撮られている。パパラッチならアイドルの由綺と冬弥のデートを撮るから、弥生さんへの怨恨だろう。
しかし「10回地獄に堕ちても足りない」と由綺への背信で冬弥を責める資格はないと思うよ、弥生さん。このあと弥生さんが暴走しなければよいが、理奈が緒方プロ所属の最後に釘を刺したのは効くだろうか。

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病室の由綺と冬弥のオヤジの会話に不明な部分が多いが、冬弥が忘れているという幼い頃の記憶がカギになるのか。由綺とオヤジはそれを踏まえて会話を進めているように見える。「もうすぐ由綺さんを悲しませることになる」という意味ありげなオヤジのセリフが何を指すのか、思わせぶりなシーンだ。
明星音楽祭のプロデューサーとの会食を抜け出してまで、理奈の緒方プロとして最後に出演したテレビ局へ。そこでは都合が悪いからこれないと言っていた冬弥の帰る姿、理奈とキスをした後。
今回の話中にも冬弥の話と他の人の話に、少しずつ辻褄の合わないことに気付きかけていた由綺。決定的な場面は迎えなかったが、次回は理奈の方から言ってしまいそうな気もする。

ヒロインたちに見守られてぬくぬくと送ってきた冬弥。弥生さんの言うとおり。その胸に抱かれ、言われるがままに告げるべき事を由綺に告げれば新しい自分が待っているはず。
マナからイソップと言われるが、「アリとキリギリス」のキリギリスを演じる冬弥にとって寓話は教訓となるのだろうか。
こんな事を考えて見る。変わらないつもりが周りが変わってしまったことで自分の位置が変わってしまった由綺。ここから先は冬弥が他のヒロインたちによって夢見心地の間、由綺がスターダムにのし上げるまでの物語。

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WHITE ALBUM キャラクターソング POWDER SNOW (緒方理奈)
WHITE ALBUM キャラクターソング タイトル未定 (森川由綺)

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WHITE ALBUM 第18頁 「虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもっているくせに。閉所恐怖症なんて」

緒方理奈の突然の移籍に動揺する冬弥。マナを置いて、家を出て行ってしまいました。冬弥は、森川由綺と理奈のことを話をするが篠塚弥生も居るのが微妙です。由綺と話しをしている冬弥を見てどう思っているのでしょう。

WHITE ALBUM 第18話「虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて」

「いつもの…理奈でしょ?」 理奈がMMミュージックに移籍する事を発表する話。 正直、最後の1〜2分がバレないかとはらはらしたもんです...

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WHITEALBUMの第18話を見ました。夢幻/水樹奈々 赤い糸/Suara第十八頁 虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて家庭教師のバイトで、マナの家を訪れた冬弥は、テレビで生放送の緊急記者会見に答える、理奈と英二、神崎を目にし、驚愕する...

WHITE ALBUM第18話感想

#18「虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて」 冬

WHITE ALBUM 第18話

「虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて」 独立ではなくライバルのM&Mへ移籍した理奈。M&Mでも桜団が解散。両者の記者会見は対照的でしたね。

WHITE ALBUM 第18話

[[attached(1)]] 桜団解散。 理奈のライバルと言われてたのが嘘のようにひっそりと終わりですw 「私たちのこと忘れないでください」と言ってたけど、既に世間では忘れられてるだろw で、『元桜団の〜〜が脱いだ』とか『元桜団の〜〜がついにAVデビュー』とかで思い出されるんだろうなぁ(つ∀`) [[attached(2)]] 弥生さん怖いよ(^ω^;) 弥生さんの言うとおり冬弥の背信行為は地獄に10回落ちても足りないわなぁw そのことを弥生さんの責任にしようとしたり、...

[アニメ]WHITE ALBUM:第18話「虫が良すぎるんじゃない? 殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症だなんて」 」

理奈の揺れる気持ちとその弱さにつけこむ冬弥ズルさと軽率さ。

WHITE ALBUM 第18話

第18話『虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて』WHITE ALBUM Vol.5 [Blu-ray]理奈が、M&Mに移籍しました。

WHITE ALBUM 後半 第十八頁 虫が良すぎるんじゃない?殻に閉じこもってるくせに、閉所恐怖症なんて

なんというアニメだ……あまりにも逸脱すぎる。 すっげぇ……特に今日のエピソードは見終わって鳥肌がとまらなかった。氷のように冷たい弥生の束縛、焦げ付いた火種、もはや自分では抑制の効かないところまで来てしまった本能に、ついに背後にまで迫ってきた大やけどの予感……身に迫る恐怖と焦燥がこれ以上ないくらいに押し寄せてくる。……素晴らしかった。 ...

[White Album]『White Album』第十八頁について(後半)

今一度アニメ版『White Album』第2期第5話を分析的に振り返ります。 ポイントは二つです。(1)切り返し手法の用いられている場面の分析と(2)テーマ批評を試みます。テーマ批評というのはここでは、ある一つの共通の動作に着目して、それが物語進行とどう関連しているか

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無題

  • by 姫美
  • 2009/11/02(Mon)00:23
  • Edit
この作品、人気無いですよね。
物語、演出、絵柄、性格、音楽、全体的に癖が強くて、ストーリーも毎週真剣に追わないと置いてきぼりにされるので敷居は非常に高いかもです。声優ファンや原作ファンの受けもイマイチな印象。
でも良く出来た作品だと思うので、もう少し話題になって、人気も出てくれないかなぁ…と思ってます。
良くも悪くも貴重な作品かもです。ちなみに私は大好きです!信者です!(ぇぇぇ)

Re:無題

  • by wataru
  • 2009/11/02 05:20
姫美さん、コメントありがとうございます。

原作ゲームとも違う展開を自由にやってるようですね。
音楽も声優も人気あるのに作品自体は騒がれない。それでもいいと思います。

こんな作品を淡々とリリーするキングは懐が深いとでも言えましょうか。

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