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のちに曹操に仕えることになる楽進、李典、于禁の3武将が登場。演義ではあまり目立ったところのないキャラを束でメインに据えた回。曹操の下に参じる途中、通りすがりの村を黄巾党をイメージした賊から守るところに、劉備・関羽一行が訪れるシナリオ。
無事取り戻して喜びに沸く劉備の宝剣を上手く生かして、世のために戦う彼女たちの結びつきの強さを補強した内容だ。
この分で行くと、原作ゲームに登場するキャラは一通り出番がありそうだ。

表は堀を利用し、周囲を塀で固めた村に食客として賊からの防衛を担う楽進、李典、于禁。当然の流れで関羽たちも義侠心に駆られて賊からの防衛一方の戦いから、軍師孔明の計により賊退治へ。
そう、楽進たちは武将ぞろいで軍師がいないから、作戦というものはないままに3ヶ月もこの村で防戦のみだった。孔明の策は、敵を誘い出して村の正面の川で水攻め。そのためには上流の湖に堰を築き、雨を待ってからの行動。
誘き出された敵勢が正面からの一点突破しか能がないことはさておき、堰を切った途端に巨岩が崩れて再び湖をせき止めてしまった。松明の灯火リレーが雨のために伝わらなかったとか、気弱な態度で失敗フラグを立てていた于禁のミスでピンチを迎えるのかと思っていたが、李典を中心とした築堤の努力が半ば不可抗力で無になった形をとった。
巨岩に突きたてた劉備の宝剣への落雷で岩が割れ堰が開いた、神懸りの展開は賛否分かれるかもしれないが、宝剣の持つ意味と劉備の母からの教訓を結びつけ、賊に苦しむ村人を救った形は悪くないだろう。




珍しくカッコいい関羽の言葉に「妹にしてください」などと口走って、張飛の横槍で「関羽の姉」に落ち着いた劉備だが、真名で呼び合うには至らず。ひょっとして桃花村に戻った一同で、改めて桃園結義をする伏線だろうか。
この話数はピー・アール・エーのグロスで元永慶太郎演出。1月の新番「刀語」監督だが、最近他の作品でもコンテ演出を見かける。あちらの制作は早くから動いているから影響ないのだろう。大河原晴男作監も最近は本数が多い。
次回は張三姉妹や于吉の「太平要術の書」絡みの事件の動きもありそうだが、水鏡先生のところに戻った孔明に妹の登場。これは軍師としての妹分だろうから、鳳統の登場か。孔明ほど有名ではないが、赤壁の戦いで連環の計を巡らした異能の名軍師。



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