生徒会の物語を自ら語るメタフィクションのような成り立ちのこの作品に、シリアスのエッセンスが強すぎるとバランスが悪いと前回書いた。今回は学園祭なのに「何もしない生徒会」、学園祭当日は生徒会の閉鎖空間でのダベリを相変わらず描き、すでに当日なのに寸劇のネタ出しに励む姿を見せた挙句に、劇そのものは見せないという屈折した展開。生徒会役員たちの本領は学園祭終了後の忘れ物整理と、宴の後の寂しさを紛らわす、生徒会長からの校内放送。
怠惰で妄想あふれる生徒会室の光景を隠れ蓑にして、実は生真面目な青春ドラマを描いている。そのドラマも断片的過ぎるし、照れ隠しが過ぎるとシリアスが全面に出すぎてしまうのだろう。今回は比較的バランスが取れていた。
舞台を生徒会にした部活アニメだと割り切れば、生徒会であることの必然性や活動内容に目くじらをたてることはない。
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