花火大会でのポルターガイスト現象は何者かが人為的に起こしたというよりは、春上衿衣(はるうええりい)がいるところ、テレパスの声に応えるところに必然に起きるのかもしれない。MARとテレスティーナは春上衿衣のことを知った上で現場付近に待機していたと言うよりも、偶然に出会ったようだ。しかし花火大会と公園でのポルターガイスト現象に居合わせた春上は、偶然とはいえない存在となった。
彼女もまたチャイルドエラーであったこと、同じチャイルドエラーの仲間で実験の犠牲となり意識を戻さぬ枝先絆理を探し続けていることが春上の口から語られ、木山のレベルアッパー事件とポルターガイスト事件を結びつける重要な転回点となった。
2クール目からサブキャラ中心に描かれていた、ビッグスパイダーや無能力者たち、キャパシティダウンを提供する目的、チャイルドエラーたちの存在など学園都市の歪を描いてきた伏線がようやく形になるようだ。
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