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今石洋之監督ら、GAINAXグレンラガンスタッフの新作が「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」。カートゥーンっぽい作風だが、徹しきれているかというとそうでもなく、変身シーンには魔法少女風の演出と絵柄も取り入れていて、そちら方面の需要も狙っているのかも知れない。

Aパートは「tvkアニメまつり」で見ている。オリジナルアニメということもあって全容はわからないが、パンティとストッキングの姉妹、天使と言っても堕天使に近い存在がゴースト退治でコインを集めてレベルアップという流れだろうか。男好きのパンティにスイーツ好きのストッキング、二人を使う教会の神父ガーターベルトも何となく俗っぽくて、およそ神に仕えるものに似つかわしくないのだが、この設定では海外への番販は難しくないだろうか。そんなことは考えずに、今石監督は小学生の心を持ったまま無邪気に作っているようにも見える。




1回2話の前半パートは、その今石監督の脚本・絵コンテ・演出だが特に強烈で、糞まみれのヒロインを堂々と第1話から登場させた。インパクトはあるがツカミが良いかというと、その効果は半々という感じ。引いてしまう人もいるだろう。
まあ、二人の変身シーンの口直し効果で相殺されるといったところか。
二人の対ゴーストバトルはお決まりのようで、脱いだパンティとストッキングが武器にチェンジ。最後はゴーストの実写爆発で締めくくる。




大塚雅彦脚本・演出、今石洋之絵コンテの後半パートはカーチェイスが単調だった。
各話の担当によって大きく作風が異なりそうな印象だ。
モンスターのキャストは、各話ゲスト形式だろうか。前半は柴田秀勝、後半は岩田光央といった渋めの御仁。自由度の高そうな作品だから、どう化けるかわからないので注視したい。