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輪るピングドラム 第9話「氷の世界」

晶馬の事故はいったいどうなったんだろうという心配をよそに、第9話は陽毬の心の奥に潜む闇の物語を掘り返そうとする「輪るピングドラム」。
これまでは晶馬を相方にして、苹果の奇行を中心に目に見える異変をなぞってきた。今回は事件の発端を遡り、陽毬がメインヒロインたる物語を紐解こうとした密度の濃い話数だ。

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今回の構成は二重三重になっていて、時間経過がハッキリとしないのだが、最後に陽毬が居眠りから目覚めた時点で晶馬が車にはねられた前回のラストにつながっている。
水族館でペンギンの「3ちゃん」が見えた時点で、第1話で意識を失い死亡にまで至った陽毬の裏ルートというか、生死の狭間で彷徨っている三途の川での出来事が今回の地下図書館での渡瀬眞悧とのやり取りだったのかもしれない。
陽毬の記憶の底の過去探しの体を取りながらも、実態は三途の川の役人が死者の過去を改める儀式にも見える。死の国に渡る儀式としての渡瀬眞悧からのキスを拒んだから、条件付きながら現世に送り返されたのではないか。ペンギン帽やペンギン3体は陽毬の監視役であり担保でもある。

さすがに制作陣は三途の川は意図してないと思うが、「カエル」は「還る」で蘇りのイメージ。
他には知恵の実としてのリンゴを運命の果実と言ったり、七つの大罪やエデンの園を想起させるキーワードとエピソードを画面に散りばめている。単なる演出上のアクセントなのかもしれないし、重要な伏線なのか判断できる自信はない。
「こどもブロイラー」は、しきりに出てくる「運命」と絡み合いながら「生存戦略」と関わるモチーフなのだろう。高倉家や荻野目家の家族関係関係や、特に今回の陽毬と母親との一件など、親と子に関わる過去の事件が現在のドラマを結びつけるカギのような気がしてきた。

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「こどもブロイラー」の中で運命の人だという夏芽マリオに陽毬はリンゴを渡した。これが陽毬の失楽園に違いない。彼女が地下図書館でたどり着かなかった本には、この物語が記されているはずだ。そして3年前、アイドルを目指す女子小学生の「トリプルH」が「ダブルH」として活躍する現在、そこに陽毬がいない理由の一つがあるのだろう。
「なぜあんなことになってしまったのか」、3年前に陽毬が学校を追われたようにしか見えない理由は、3人のいさかいや陽毬の病気などではなく、どうしようもない大人の事情があるのだろう。そこには高倉家に両親がいない理由が関係するはずだ。

今回で高倉家と夏芽真砂子との関係もおぼろげながら見えてきた。陽毬が運命の人だと夢の中で思い出したマリオは夏芽真砂子の弟だったのだろう。おそらく今はいない。その理由は陽毬と高倉家の両親が絡む事故にでも遭ったのではないだろうか。
冠葉とひょっとすると晶馬もそれは知っていて、真砂子の恨みを買う事態は想定していたのではないだろうか。そこに「生存戦略」で陽毬や苹果が絡んできて、今現在の話の起点に至ると想像してみたのが今話で提示された内容の理解だ。

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絵コンテ、演出、作監、一人原画(2原あり)は、武内宣之。最近はシャフトでの仕事が多かったが、かつては「少女革命ウテナ」では作監もしている。今回もシャフトっぽいというよりは、強いて言えば「化物語」に似た絵作りだ。
美術(背景)は実写から起こす部分も多いのかと思うが、幾何学的ゆえに結構大変そう。背景のSTUDIO PABLOは、解散した小林プロから嶋田さんが起こしたスタジオみたい。

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