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Made in JAPAN

コンテンツ貧国
朝日新聞2007/12/6 夕刊東京版 第4版 【兜町】の見出し
深夜のテレビで放送されているアニメは、多くの場合、制作者にはギャラが支払われないという。
〜中略〜
コンテンツ産業の成長は重要だと言われるが、実態は制作者が軽んじられ、制作資金の削減などで搾り取られている。制作者に利益を還元する仕組みを作らなければ、現場の士気は落ち、コンテンツ産業は先細りになるのではないか。
以上、引用

いかにも朝日らしい論調であるが、卑しくも経済面であるから、投げっぱなしでなくその方向性を示唆する程度には踏み込んで欲しいところ。

昨春だったか浜銀研究所の「萌え市場レポート」や野村総研「オタク市場の研究」に端を発し、ブロッコリーなどの「萌え銘柄」が脚光を浴びた。
一般にも「電車男」の大ヒット、秋葉ブームで市場としての一定の認知は得たが、その出資/利益配分の構造改革に踏み込むような動きは見られない。

深夜枠で放送しDVD販売で利益を出すビジネスモデルは、そろそろ限界に来ていると思う。
我々オタクも懐には限りがある。
DVDを買って手元に残したい作品は1クールで1本あるかどうか。
特典満載で2話収録で1本8,000円、2クールで12本、約10万円を気前良く出せるほど寛容ではない。

朝日の経済記者もLLPは知っていると思うが、コラムの枠では書ききれないか。
現在多用される民法上の任意団体「製作委員会」ではなく、商法の定めるLLPやLLC、資産流動化法(SPC)を用いた新しい出資・利益配分の枠組みを追加記事としてフォローして欲しいところだ。

なお記事と直接関係はないが、コンテンツ関連の政府の動きとしてはアニメ・ゲーム・映画などのイベントを秋の一定期間に集中して、海外からの来訪者が参加しやすい環境にする動きがあることを補足する。
例えば東京ゲームショー、アニメフェア、WPC、国際映画祭などがあるだろう。コミケは無理だろうが。
個人的にはこの動きには反対。
政府のコンテンツ予算は、上述の法整備と枠組みの研究に配分して欲しいところ。
人件費の安い韓国・中国・フィリピン・ベトナムへ制作が流出し、その結果として低レベルなアニメ作品を「Made in JAPAN」とは呼びたくない。
アニメ作品にも「原産地呼称制度」並みのクオリティを誇れるような仕組みを考えたい。

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