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「囮物語 なでこメドゥーサ」で白蛇神を取り込んで怪異（蛇神）となってしまった撫子との決着はついていないままだった。圧倒的な力の前に、暦と救うためにひたぎが自分の命と引き換えに取引を持ちかけた猶予の期限は高校卒業の日。
暦と自分、ついでに金髪ロリを救う方法に窮して、かつて自分や中学生たちを騙した詐欺師の貝木泥舟を頼り、撫子を騙して解決を図るように依頼する交渉で1話丸々使った「ひたぎエンド 其ノ壹」。

裕福な家庭には見えないのに依頼金として10万円を用意して沖縄まで飛んできたひたぎや、行方のしれない忍野メメを頼るために海外まで飛んでいる翼にしたって家庭環境は不遇だ。
足りない分は体を売ってでもというひたぎだが、その10万円はどのようにして用立てたのか気になって仕方ない。
「鬼物語」は本作の伏線のようなもので、同時期にこの街に集まってきている臥煙伊豆湖や斧乃木余接も、この最強・最凶の撫子神の解決に関わることになるのだろうか。
貝木泥舟は自分の利益とリスクを天秤にかけて断る理由を生み出しているが、先輩に当たる臥煙伊豆湖の姪である神原駿河がひたぎや暦と旧知であることを承諾の理由として見つけ出したようだ。