まほろの過去を知る「敵」が登場し、平穏な日々に徐々に影が差してくる。
第1話に登場した二人組のバスジャック犯が再登場。脱獄して自動車で逃走中。しかしこの二人はまほろにとっての敵ではない。
夏休み明けの朝、登校の風景。
脱獄犯の自動車に跳ねられそうになったちづを、超人的なジャンプで救った謎の男。
現場から走り去った男は、新学期からの代用教師として優たちの学校に赴任してきた。
小唄を口ずさみながら家事を片付けるまほろさん。
凛たちクラスメイトの訪問に、式条先生までやってくるのはお約束。
新任教師「リューガ」の名を聞き気色ばむまほろさん。
今日のバトルはムエタイ式キックで、まほろさんの勝ち。
式条先生とのドタバタバトルも徐々に減り始めるのかと思うと、少々寂しさを感じる。
異星人セイントの戦士リューガはヴェスパー最強の戦士V1046-R MAHOROと過去の遺恨を決着つけるため、私闘を望んできた。
その能力は現役時代よりセーブされているまほろさん。スラッシュの援護で辛うじて撃退。いや、小手調べでリューガが去ったのが正しい。
まほろ「過去が追いかけてきた・・・」
思えばこの頃から川澄綾子はセイバー役を待たずとも、戦闘時の掛け声「うゃーっ!」を演じ慣れていた事になる。
ヴェスパーの司令官の息子を最強の戦士が現役を退いてまで保護する事態に、優に何か秘密があると考えるリューガは、クラスメイトたちに優の評判を聞き込む。
スラッシュを伴ない、学校にセーラー服で変装(この場合、コスプレと言ってはいけない気がする)し、リューガに警告と戦いを挑もうとするまほろだが、生徒の巻き添えの懸念をリューガから指摘され無念ながら見逃すことになる。
リューガが去った後に優に出くわしたまほろ。
メガネッ娘にコスプレ(ここは変装と言えない。まほろさんは変装下手)「鈴木まほ子」と名乗るがバレバレ。
敢えて追求しない優だが、リューガ登場以来のまほろの変化に気がつき案じている。
まほろも過去を隠しながら優に仕えることに、小さな胸を痛めるが、話は次第にシリアスに向かう。
リューガ役には子安武人。この人しかいないだろうと思えるキャスティング。
脚本は山賀博之。
絵コンテ・演出に川崎逸朗。カット割から繋ぎの間、テンポなどに彼らしさが出ている回。
作監に芝美奈子。高村キャラデと少々違う感じはあるが悪くない出来。
まほろまてぃっくストアまほろまてぃっく〜もっと美しいもの〜 TV-BOX 2007/2/23発売
COMMENT
セイバー役を待たずとも。。。。
>川澄綾子はセイバー役を待たずとも、
もしや、セイバーにはまったのは、まほろさんで叫び(?)慣れておられたので、でしょうかね。^^;;)
今思うと、そんな感想が湧き出て(?)きてます。
>リューガ役には子安武人
確かに、「この人」、という感じですね。
この頃は、リューガ役として、多少、不慣れさがあったような記憶があり、それがいい意味で、ある種のボクトツさをかもし出していたような、です。
無題
まほろさんもセイバーも、どっちもジェネオンですから川澄キャスティングは自然というか必然。
当時はまだ、パイオニアLDCでしたが。
この回のリューガの演技、ご指摘の通りの不慣れさが出ているのですけれど、これも子安の演技だと思っています。
登場初回でしかも中身が3歳、本格的に人間と接するのは初めてなはずのリューガのぎこちなさを演技しているのだと思います。
もう5年以上前になりますけど、良いキャスティングと演技だと改めて感心させられます。