60年前の祖母宅へのホームステイで主人公・月白瞳美の新しい生活が始まる「色づく世界の明日から」第2話。
彼女の状況を振り返ってみると、色を感じられないのは後天的っぽいのだが理由は語られていない。彼女の祖母は存在が確認できるけれども両親、これは祖母の子に当たるのだがどうなっているのだろう。彼女が孤独な存在を維持しようとし、他人との関係でも相手を直視せず、それが自分の性格や将来にも影響しているのだが祖母はそんな孫を案じて高校生だった頃の自分に出会うように転送した。
これは過去の祖母に会うというよりは、当時の彼女を取り囲んでいた家族や友人がどのように良い影響を与えてくれたいたのかを教えるためなのだろう。
祖母の自己満足に違いはないのだが、巻き込まれながらもかかわらざるを得ない、過去から自力で戻ってくるためには魔法の力を身につけるしかない状況へ追い込んだショック療法でもある。リハビリ療法にしてはハードすぎる環境。

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