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アニメのレビュー・感想中心に、アニメ業界の批評もしたり、ゲームレビューしたりしています

   

製作会社の話題

東映アニメーション株をアメリカの投資ファンドのリバティが取得したことが報じられている。
持ち株比率も5.1%で純粋な投資目的としているが、グリーンメーラーと一部で言われるスティール・パートナーズとサッポロビール株買収で名前が出ていることから、取得目的は判断しがたい。
2,500円前後で推移していた東映アニメーション株も、1月から6割弱値上がりしている。
朝日放送株でも名前がでているから、放送・コンテンツ分野への投資または利鞘稼ぎかもしれない。

確かに東映アニメーションは過去のコンテンツが豊富であり(制作会社でありながら、歴史の古さから版権もかなり持つ)、それを生かしきっているとはいえない事など、投資妙味はある。
また、東映が3割弱の持ち株比率で筆頭株主であるものの、過去の経緯からテレビ朝日が14%、フジテレビが7%の持ち株比率で、リバティはNTT東日本を抜いて4番目の株主になった事になる。
この放送局2局に対して、リバティが何らかの思惑があってもおかしくはない。

製作会社関連の話題では、東芝が東芝エンタテインメント株を博報堂DYメディアパートナーズに譲渡した。東芝EMIの売却に続くリストラの一環。
この4年で、アミューズ〜東芝〜博報堂DYと変遷を辿った事になる。

電機メーカーの本業回帰と言えば聞こえが良いが、急速に体力を失った電機メーカーのリストラの一環。ただ東芝の場合は何とかギリギリのタイミングで手を打ったとも言える。
パイオニアがパイオニアLDCを電通に売却してジェネオンになって久しいが、今回の件とあわせて広告代理店の寡占は健全な市場とも言えまい。
ちなみに広告代理店業界第3位のアサツー ディ・ケイ(ADK)の子会社にはNASがある。

そんな中、SONYグループは逆張りでアニメーション業界への関与を強めつつある。
SMEの子会社で製作会社のアニプレックスは、SONYグループ系列への依存からの離脱を目指している動きがあり、最近ではランティスなど他の音楽会社と共に製作に加わっている(例:ひだまりスケッチ)
また制作会社のA-1 Pictures を設立し、製作と制作の連携強化する意図が窺える。
MCA/ユニバーサルをあきらめた松下電器と違い、ソニー・ピクチャーズ(旧コロンビア)を決して手放さないソニーが、コンテンツ産業に対してコミットを止める事はないだろう。
今後の動向に注目したい。

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