テッペリン攻略の最終決戦。
ロージェノムはシモンと大グレン団の前に斃れることになるが、謎は残したままで「次に続く」感が強い。
ロージェノムのガンメン「ラゼンガン」と「グレンラガン」が同じ反応であるのはなぜか。
死なない体を与えられたヴィラルは、語り部としてシモンたちの戦いを見守ることになるのだろう。本当はロージェノムの戦いを語り継ぐはずだった。
螺旋の力を手に入れた人間に、獣人が敵うわけがないこと。
かつてシモンのように戦った男がいたこと(ロージェノム自身?)
「なぜ人を地下に押し込めるのか」ニアの問いに、この世界を守っているのだとロージェノム。
ロージェノム自身は誰かに仕えて地上に君臨していただけなのかもしれない。
そのバランスが崩れた時、次の敵、真の敵が現れるのか。
度々出てくる見上げる月、月に存在する何かが次に目指すべき敵なのだろう。
テッペリンでニアが父ロージェノムと、自分の運命に向き合ったと同じに、シモンは月で宇宙で自分の運命と向き合うことになりそうな予感がする。
謎が解けたあとに、次の謎を投げかけてくる、容易ならない構成。
さて第二部ニア編の最終回は、すしお作監。
戦闘面での演出のメリハリが効いている事もあり、キャラクターの表情は見ごたえがある。
ロージェノムに向き合うニアの演出は、あっさりしすぎの感じもある。
しかしその前、大グレンのブリッジからグレンラガンの掌に飛び乗り、コックピットに収まるまでのコンテと演出は、ニアの決意と周囲の期待を感じさせ、ヒロインとして輝いている。
ロージェノムとシモン、最後は肉弾戦。
大グレン団の穴掘りシモンの螺旋力が勝り、コアドリルがロージェノムを貫く逆転の決着。
戦いを見守る語り部のヴィラルは、この先に何を見続けるのか、その視点も注目したい。
眼前で父を失いながらも、明日へ向かう決意を固めたニアの今後は?
次回は総集編の「総集片」

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