「観客の心をグッと引きつける何かが必要だ!」
これは、そのまんまアニメ企画陣に言ってやってくれ。シナリオ打ちの頃は、こんな自虐セリフに聞こえることになろうとは思わなかったことだろう。「キミキス pure rouge」も既に第9話。
うどん「里なか」でシナリオ打合せ中の映研一同。素人シナリオで観客引きつける事は難しいってのは正解だ。演出でカバーする発想は良いが、サービスカット--->水着シーン--->水泳大会でモデル探しって連想にはがっかりだ。
スク水じゃなくって、学校指定の競泳用水着のオンパレードは、モブ描くのは楽だろうけれど華やかさに欠ける。器のデザインが同じなら中身のボリュームを抑揚つけた見せ方にしないと、誰がヒロインでも同じこと。細々としたエピソードでつないでいるが、さして良くも無いモブと動画で延々と水泳大会を描写するのも退屈。
大会前夜、水着探した摩央姉の「甲斐君に見てもらわないと」サックスの苗字を再確認させられた。
柔道娘(風紀委員)からの盗撮禁止指示はごもっとも。カメラなどに頼らず、網膜に焼き付けるように水着姿舐めまわす演出でヘンタイ扱いされなくては。
昼食の時の「特製うどん弁当」は、そろそろ空気読んで自重しないか--->うどん娘
また、うどん試食ネタでしか二見さんを絡ませられないとは。
ドツキ(度付き)ゴーグルを光一と取り違え、摩央姉は成績不振。光一は度の強さに目を回して棄権か?
保健室では気を利かせた川田先生退室して、光一と結美の水着プレイのチャンスだが、やはりキスなどせずに、予告詐欺で視聴者が釣られた結果に。一輝が保健室に連れて来たサッカー娘は足をつっている。
最後のメドレーリレーに出る、出ないで二見vsサッカー娘の火花が散るが、実践は理論を上回り、強行出場のサッカー娘の個人優勝。
「すごいと思う」の一言を残して去ってゆく二見さんだが、もし一輝をめぐる鞘当てをこの先に見せ場として用意するのなら、このシーンは蛇足。二見さんは、人間の感情を切り落として描きつづけて大詰めで化けさせて欲しいのだが、小出しはもったいない。
祇条深月役の能登麻美子、やはり真正お嬢様よりも天然ボケが入った方が役にはまった演技だ。水着モデルにやけに乗り気だったり、水泳大会後に「3年C組の新城君、とてもいい体してた」って良い演技と演出だ。
期待の摩央姉xサックスルートは一時中断。ダブル不倫でもないのに変に意識している摩央姉だけが変なので、サックスが普通に見えてきた。光一にも自然に会釈しているし当初の自意識過剰さは何処へ?
まさかサックスの成長物語の裏で摩央姉ビッチ化を描く訳でもないだろうが、コンタクト探しを手伝う光一を今更のように意識する摩央姉にエンディングがフェードインして嫌な予感が。摩央姉による光一寝盗りシナリオなど発動させないことを願う。
脚本:横谷昌宏、絵コンテ:紅優(来年は河原ゆうじと組んで新作があるようだが)、演出:橋本敏一、作監は4人ついている。水着回と言うほどには水着で満足もさせられず、画も案の定よろしくない。




色々出ているコミックスで、個人的なお勧めはチャンピオンREDコミックスの糸杉絵の「キミキススウィートリップス」

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