幼なじみから恋人の関係になれたと思ったのもつかの間、ロボット問題で美夏に関わる義之と朝倉姉妹の壁は高く、心が折れそうになる小恋を描く「D.C.II ~ダ・カーポII~」第10話。
父親の自殺の責任をロボット、目の前の美夏と義之たちに転嫁し憎悪する委員長を絡めて、思ったより引っ張る気がする。しかも何とか義之との溝を埋めようとする小恋の前に、結果としてだが由夢がフラグクラッシャーの役目で度々登場。
第1話と前回も書いたが、D.C.の正統は朝倉家が正ヒロインを継ぎ、幼なじみごときの小恋は当て馬なのではないかと。例えば小恋の転校フラグ立てて、変則2クール目に朝倉のどちらかのヒロインにルートを譲るのが団長的サプライズかなあ?
しかしそうなると、桜の木の下での告白は奇跡を見せないことになるが。義之と付き合ったこと自体が奇跡か?
悲劇のヒロインを装う委員長はある種の電波キャラで痛ましいが、無邪気な弟の存在を見せることで救われる。委員長が頑強なままだと、救われないまま休眠フラグが立つのは美夏の方なんだが、どのように処理するか注目。
美夏を中心とする輪から遠ざけられ、義之からも悪意なき残酷さでハブられ、指をかんで黒小恋になるかと思われたが、見舞いに来たななかに救済された形。親友ななかの胸で泣いて浄化できるだろうか。
「幼なじみから、恋人になったのに苦しい」
今回は1話分の尺を取らずに、コンパクトに見せて欲しかったところ。前話から繋げると冗長。
ちょっとシリーズ構成と今話の脚本は苦しい。
セブン・アークスのグロス。脚本:あみやまさはる、絵コンテ:えんどうてつや、演出:中山敦史



COMMENT
それ
コメント
小恋ファンにとっては
ムカつく
コメントですよ
Re:それ